ヴァイオレット・エヴァーガーデン
Violet Evergarden
大陸大戦が終結した架空の大陸を舞台に、兵器として育てられた少女ヴァイオレット・エヴァーガーデンが自動手記人形(ドール)として手紙を代筆しながら、最愛の人ギルベルト少佐が残した「愛してる」という言葉の意味を探す物語。京都アニメーション制作。TVアニメ全13話(2018年)、外伝映画(2019年)、劇場版(2020年)で構成される。
- ジャンル:
- ファンタジー / ドラマ / 書簡
- 媒体:
- アニメ / 映画 / novel
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ヴァイオレット・エヴァーガーデンの年表18件の出来事
ヴァイオレット、孤島で発見されディートフリートに拾われる
大戦中に孤島で独り生きていた幼い少女ヴァイオレットを、ライデンシャフトリヒ海軍のディートフリート・ブーゲンビリアが発見。彼女は命令なしに乗組員を傷つけたため、ディートフリートは戦争の道具として軍に引き渡す。
ギルベルト少佐、ヴァイオレットを「贈り物」として受け取り兵として養育
ディートフリートが昇進の礼として弟ギルベルトにヴァイオレットを譲渡する。ギルベルトは彼女を兵器ではなく人として扱い、読み書きや礼儀を教えながら自らの部下として大陸大戦に従軍させる。
ヘルネの戦い:ヴァイオレット両腕喪失、ギルベルト行方不明
大戦末期のヘルネで敵軍の砲撃を受け、ヴァイオレットは両腕を失い重傷を負う。ギルベルトは左目・左腕を失いながらも「愛してる、生きてくれ」とヴァイオレットに告げて彼女を安全な場所へ押し出し、自身は瓦礫の下に消える。遺体は発見されず戦死扱いとなる。
— TVアニメ第9話(回想)に詳述。大陸大戦はガルダリク帝国の越境により開戦し4年間続いた。
大陸大戦終結。ヴァイオレット、義手を装着し入院生活を経て退院
大陸を南北に分けた4年間の大陸大戦が終結し、南部のライデンシャフトリヒが勝利する。重傷のヴァイオレットは入院中に金属製の義手を装着。退院後、ギルベルトの旧友クローデ・ホッジンズが彼女を引き取る。
ヴァイオレット、CH郵便社に入社。自動手記人形(ドール)を志す
ホッジンズが経営するCH郵便社で働き始めたヴァイオレットは、依頼人の言葉を手紙に代筆する「自動手記人形(ドール)」の仕事を目撃する。ギルベルトの言葉の意味を知りたいという動機から、ドールになることを志願する。
ドール訓練学校に派遣。ルクリアの兄スペンサーへ初めて手紙を代筆
ヴァイオレットは自動手記人形の訓練学校に派遣される。そこで出会ったルクリア・マールバラは、大戦で心に傷を負い酒に溺れる兄スペンサーに向けた手紙の代筆をヴァイオレットに依頼する。感情の機微を言語化することの難しさにヴァイオレットが直面する初期の依頼。
— TVアニメ第3話。ルクリアの兄スペンサーは大戦で両親の死を止められなかった罪悪感を抱えている。
ドロッセル王国へ派遣。シャルロッテ王女の恋文代筆で講和の一助に
ドロッセル王国のシャルロッテ王女から、大戦で敵対したフリューゲル王国のダミアン王子への公開恋文の代筆を依頼される。ヴァイオレットは王女の純粋な感情を手紙に込め、政略的な結婚が愛情で包まれる橋渡し役を果たす。
— TVアニメ第5話。ドロッセルとフリューゲルは大戦の旧敵対国同士で、婚姻により講和を固める。
天文台シャヘルへ派遣。天文学者レオンと出会い、稀少書写の仕事に従事
天文台シャヘルの古書写本複写業務に派遣されたヴァイオレットは、母親を探し続ける孤独な天文学者レオン・ステファノティスと出会う。彼もまた家族との別離という傷を抱えており、二人は短い交流の中で互いに影響を与え合う。
— TVアニメ第7話。シャヘル天文台は星の観測・書物の保存が主務。
脚本家ドミトリアへの依頼。大戦で亡くした恋人の物語を劇として完成
ジェネトリックスの著名な劇作家が、大戦で失った恋人の物語を完成させるためにヴァイオレットを呼ぶ。自らも大切な人を失った境遇から、ヴァイオレットは劇作家の悲嘆に共鳴しながら代筆・脚色を手伝う。
— TVアニメ第8話。劇作家の名前はオスカー・ウェブスター。
クララ・マグノリアから50年分の誕生日手紙を代筆依頼される
余命わずかの母クララ・マグノリアが、幼い娘アンの今後50年分の誕生日に届けるための手紙をヴァイオレットに依頼する。1週間で50通を書き上げた手紙は、アンの成長とともに毎年届き続ける。
— TVアニメ第10話「愛してくれる人は必ずいる」。劇場版でアンの孫デイジーがこの手紙に言及する。
航空ショーの夜、ヴァイオレットが初めて自らギルベルトへ手紙を書く
大空を飛ぶ飛行機が行き交う航空ショーの夜、ヴァイオレットは初めて自分の意思でギルベルトへの手紙をしたためる。自動手記人形として学んだ感情と言葉を使い、彼を待ち続けること、「愛してる」の意味を少し理解できたことを綴る。
— TVアニメ第13話(最終話)。ドールとして多くの依頼を経た後の心情の成長が結実するシーン。
外伝:ヨーク侯爵家の令嬢イザベラへの家庭教師派遣
CH郵便社の売れっ子ドールとなったヴァイオレットが、名家ヨーク侯爵家の令嬢イザベラ(本名:エイミー・バートレット)の家庭教師に派遣される。イザベラは貧民街出身で、政略のため令嬢として迎えられた経緯を持つ。
— 劇場版外伝『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 —永遠と自動手記人形—』(2019年)の主要エピソード。
テイラー・バートレット、CH郵便社の配達員見習いとなる
文字の読み書きができなかった孤児のテイラーが、配達員ベネディクト・ブルーの助けを得ながらCH郵便社で働き始める。イザベラ(姉)と手紙でつながりながら成長していく姿が描かれる。
劇場版:病床の少年ユリスが家族・友人への手紙をヴァイオレットに依頼
入院中の少年ユリスが余命を悟り、両親・弟・友人リュカ宛ての手紙の代筆をヴァイオレットに依頼する。ユリスの死後、手紙は家族のもとに届けられ深い悲しみを慰める。TVアニメ「クララの50通」と対をなす、劇場版における手紙の核心エピソード。
— 『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(2020年)の重要エピソード。
劇場版:ホッジンズ、ギルベルトの筆跡の手紙を発見。エカルテ島へ向かう
CH郵便社の社長ホッジンズが、差出人不明の手紙にギルベルトの筆跡を見つける。消印を追ってエカルテ島と特定したホッジンズは、ヴァイオレットを伴い島へ渡る。ギルベルトが生存していたことが初めて判明する転換点。
劇場版:ヴァイオレット、エカルテ島でギルベルトと再会
エカルテ島に隠遁していたギルベルト(左目・左腕を失い生存)は罪悪感からヴァイオレットとの再会を拒もうとするが、ヴァイオレットが船から飛び降り、島の浜辺で二人は再会を果たす。ギルベルトは彼女の傍にいることを誓う。
— 『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』クライマックス。ギルベルトは戦後、エカルテ島の住民として島教師として生活していた。
ヴァイオレット、CH郵便社を辞し、ギルベルトとエカルテ島に移住
再会を経てヴァイオレットはCH郵便社のドールとしての仕事を辞め、ギルベルトと共にエカルテ島での生活を選ぶ。「自動手記人形」として手紙で多くの人の感情を代弁してきた旅が、ここで一つの区切りを迎える。
劇場版エピローグ:アンの孫デイジーが祖母への手紙を読みエカルテ島を訪問
現代(作中の数十年後)、クララの娘アンの孫にあたるデイジーが祖母の誕生日に届いていた手紙の束を見つけ、ヴァイオレット・エヴァーガーデンという伝説のドールに興味を持つ。デイジーはエカルテ島を訪れ、島民からヴァイオレットとギルベルトの記憶を聞く。
— 『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』現代パート。ヴァイオレットはすでに亡くなっており、エカルテ島に墓がある設定。
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