鋼の錬金術師
Fullmetal Alchemist
架空国家アメストリスを舞台に、母を生き返らせようとした人体錬成に失敗したエルリック兄弟が、失った肉体を取り戻すため賢者の石を追う旅を描く。原作は荒川弘(月刊少年ガンガン2001〜2010年)。2009年版アニメ(BROTHERHOOD)は原作に準拠した結末をもつ。
- ジャンル:
- バトル / ファンタジー / 少年漫画
- 媒体:
- 漫画 / アニメ / 映画
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鋼の錬金術師の年表26件の出来事
クセルクセス王国の滅亡とホーエンハイムの誕生
クセルクセス王国で奴隷として生まれた青年(後のヴァン・ホーエンハイム)の血液から「フラスコの中の小人」が誕生した。小人は王に不老不死の法を教えると称して国土錬成陣を利用し、国民全員を賢者の石へと変えた。ホーエンハイムは半分の魂を注がれ不老不死となり、小人は人型の器を得て「お父様」となった。アメストリス暦の正確な年代は原作に明示されていない。
出典7〜8巻(言及)、31巻(詳細回想) — 原作第31巻・第74〜75話の回想による。クセルクセスの滅亡年代は明示されていない。
ホーエンハイムの流浪と魂の分散
ヴァン・ホーエンハイムはクセルクセス滅亡後、数百年にわたりアメストリス各地および周辺諸国を旅した。その間、体内に宿るクセルクセス人53万6329の魂それぞれと対話し、約束の日にお父様の計画を覆すための逆転錬成陣を国土全体に準備した。
出典23〜27巻(言及・回想) — 23〜27巻の回想・台詞による。準備期間の正確な年代は原作に明示されていない。
イシュヴァール内乱の勃発
アメストリス軍兵士がイシュヴァール人の少女を射殺したとされる事件を契機に、イシュヴァール地方で大規模な内乱が勃発した。後に真相はホムンクルス・エンヴィーが兵士に変装して引き起こした工作と判明する。内乱は7年にわたり続いた。
出典8〜9巻 — 物語開始の「13年前」とされ、大陸暦1901年が多くの場面で参照される。
イズミ・カーティスの人体錬成失敗
イズミ・カーティスは死産した我が子を蘇生しようと人体錬成を試みたが失敗し、内臓の一部を対価として失った。この経験から彼女は錬成陣なしで錬金術を行使できる技術を習得したが、以後も持病に苦しむことになる。正確な年代は原作に明示されていない。
出典14〜15巻(回想) — 回想シーンで語られる。年代は推定。原作14〜15巻に詳述。
イズミ・カーティスによるエルリック兄弟の錬金術指導
エドワードとアルフォンスは師匠・イズミ・カーティスのもとで錬金術の基礎を学んだ。修行期間中に孤島での単独生存訓練も課された。正確な年代は原作に明示されていない。
出典4〜5巻(回想) — 回想シーンによる。年代は推定。
イシュヴァール殲滅戦・国家錬金術師の投入
アメストリス軍がイシュヴァール地方に国家錬金術師を投入し、殲滅作戦を実行した。マスタング、ホークアイ、キンブリーらが参加した。イシュヴァール全土は軍の管理下に置かれ、民族的・文化的破壊が行われた。
出典8〜9巻 — 原作8〜9巻に回想として詳述される。大陸暦1908年という年代は多くの参考資料で参照されている。
エルリック兄弟による母・トリシャへの人体錬成と失敗
エドワードとアルフォンスが亡き母・トリシャを蘇生しようと人体錬成を試みたが失敗した。エドワードは左脚を失い、続いてアルフォンスの肉体全体を取り戻すために右腕を対価に差し出した。アルフォンスの魂は鎧に定着された。
出典1巻 第1話(回想)話 — 1巻回想および第1話。エドは錬成時11歳、アルは10歳とされる。正確な年代は推定。
エドワードの国家錬金術師試験合格と生家の焼却
エドワードが最年少で国家錬金術師に認定された。同日、兄弟は「過去に戻らない」という決意の表れとして生家を自ら焼き払った。10月3日という日付は原作中に明示されており、後に兄弟の行動の基準日として繰り返し参照される。
出典1巻 第1話話 — 1巻冒頭および複数箇所で「10月3日」と明示される。
リオールでの調査・ニセ預言者ロストの事件
エドとアルは賢者の石の手がかりを求めてリオールを訪れ、偽の奇跡を行うロスト神父の詐欺を暴いた。これが物語の本筋の始まりとなり、兄弟と賢者の石との長い追跡が開始された。
出典1巻 第1〜4話話 — 1巻第1〜4話。大陸暦1914年は関連資料の年表で参照される物語開始時点。
ニーナ・タッカーのキメラ化
生体錬金術師ショウ・タッカーが国家錬金術師資格の更新審査に際し、娘ニーナと飼い犬アレキサンダーを合成したキメラを作り上げた。後にスカーによってキメラは救済の破壊が施された。この事件はエドとアルに錬金術の倫理的限界を強く意識させた。
出典2巻 第5話話 — 原作2巻第5話「錬金術師の苦悩」。
第五研究所潜入と賢者の石の真実
エドとアルは中央軍管理の廃施設・第五研究所に潜入し、内部で鎧の兵士や研究記録と対峙した。エドはマルコー博士の暗号解読を経て、賢者の石の材料が多数の生きた人間の魂であることを突き止めた。
出典3〜4巻 第11〜14話周辺話 — 原作3〜4巻(第11〜14話周辺)。
マース・ヒューズ中佐の暗殺
国土錬成陣と軍首脳の秘密に気づいたマース・ヒューズ中佐が、電話ボックスでエンヴィー(マリア・ロスに変装)に射殺された。死は公式には強盗殺人として処理されたが、マスタングは独自調査を開始した。
出典4巻 第15〜16話話 — 原作4巻第15〜16話。
グリードとの邂逅・デビルズネストでの戦闘
アルが「お前の秘密を知っている」という伝言で呼び出され、ダブスの酒場「デビルズネスト」でホムンクルス・グリードおよびキメラの手下たちと対峙した。お父様の命を受けた軍はデビルズネストを急襲しグリードを捕縛、その後グリードはお父様に吸収された。
出典5〜6巻 第20〜26話周辺話 — 原作5〜6巻(第20〜26話周辺)。
中央司令部でのホムンクルス・ラストとの接触
エドとアルは中央でホムンクルスたちの存在を認識し始め、軍内部の陰謀に深く関与することになった。マスタング大佐も独自に調査を進め、腐敗した上層部への対抗を模索していた。
出典2〜5巻 — 2〜5巻。複数の出来事の総括として収録。
リン・ヤオとメイ・チャンのアメストリス到着
シン国第十二皇子・リン・ヤオがヤオ族の不老の法(賢者の石)を求めてアメストリスに密入国し、エドらと接触した。ほぼ同時期に第十七皇女・メイ・チャンも錬丹術師として来訪し、アルフォンスと行動を共にした。
出典8巻 第31〜34話周辺話 — 原作8巻(第31〜34話周辺)。
グラトニーの腹の中・お父様との初対面
エド、リン、エンヴィーがグラトニーに飲み込まれ「偽りの真理の扉」の空間に閉じ込められた。エドが独自の方法で脱出しお父様と初めて対面、国土錬成陣とホムンクルス計画の存在が確定した。同時にリンはホムンクルス・グリードの新たな器として選ばれた。
出典13〜14巻 第52〜54話周辺話 — 原作13〜14巻(第52〜54話周辺)。
ブリッグズ国境要塞での調査とホーエンハイムとの邂逅
エドとアルはイシュヴァール殲滅戦の生き残り・スカーを追う過程でブリッグズ要塞へ向かい、そこでアームストロング少将(オリヴィエ・ミラ・アームストロング)の指揮下に置かれた。また、長らく行方不明だった父・ホーエンハイムとの再会が果たされた。
出典15〜19巻 — 15〜19巻。
マスタングによるラスト討伐
ホムンクルス・ラストがマスタングとホークアイを重傷を負わせたが、マスタングは繰り返し焔の錬金術でラストを燃やし続け、賢者の石のエネルギーを消耗させて消滅させた。エドとアルも重傷を負い戦線離脱を余儀なくされた。
出典7巻 第28〜29話周辺話 — 原作7巻(第28〜29話周辺)。
約束の日・お父様による国土錬成陣の発動
皆既日食に合わせてお父様がアメストリス全土に仕込んだ国土錬成陣を発動させ、国民の魂を刈り取ろうとした。エルリック兄弟、イズミ・カーティス、マスタング、ホーエンハイムが人柱として指定された。
出典25〜27巻 — 25〜27巻(クライマックス)。
マスタングへの人体錬成強要と失明
プライドとキンブリーの策略により、マスタングはホークアイを人質に取られて人体錬成を強制された。真理の扉の通行料として視力を失ったが、目が見えない状態のままホークアイの誘導で焔の錬金術を行使し続けた。
出典26〜27巻 第102〜103話周辺話 — 原作26〜27巻(第102〜103話周辺)。
ホーエンハイムの逆転錬成陣発動・国民の魂の解放
ヴァン・ホーエンハイムは数百年かけて準備した逆転錬成陣を発動させ、お父様が吸収したアメストリス国民53万人以上の魂を大地に還した。これによりお父様は神の力を維持する器を失い始め、最終決戦の条件が整った。
出典27巻 第104〜105話周辺話 — 原作27巻(第104〜105話周辺)。
アルフォンスが魂を代償にエドの右腕を回復
最終決戦でエドワードの右腕の機械鎧が破損した局面で、アルフォンスは自らの魂(鎧への定着)を真理に返すことを代償として、エドの本来の右腕を取り戻させた。アルは鎧の状態で意識を失った。
出典27巻 第107話周辺話 — 原作27巻(第107話周辺)。
お父様の撃破とエドワードの錬金術放棄
神の力を取り込んだお父様を、エドワードがアルフォンスの肉体を取り戻すために自身の錬金術能力(真理の扉)を対価として最後の錬成を行い、決着をつけた。お父様は真理に引き込まれ消滅した。
出典27巻 第108話(最終話)話 — 27巻第108話(最終話)。
マスタングの視力回復・イシュヴァール復興の誓い
ティム・マルコー博士が賢者の石を通行料として提供し、マスタングは真理から視力を取り戻した。マスタングはイシュヴァール人を含む多くの犠牲者の救済に尽力することを誓い、その後の政治的行動の指針とした。
出典27巻 第108話話 — 原作27巻第108話(最終話)。
ヴァン・ホーエンハイムの死
約束の日の決戦後、ヴァン・ホーエンハイムはトリシャの墓前を訪れ、静かに息を引き取った。体内の魂がすべて消耗したことで不老不死を失い、自然な死を迎えた。息子たちとの和解を果たした後の最期であった。
出典27巻 第108話(エピローグ)話 — 原作27巻第108話(最終話)エピローグ。
エルリック兄弟のその後・エドとウィンリィの結婚
約束の日から2年後のエピローグが描かれ、エドワードは機械鎧を外して義足のみで旅を続け、幼馴染のウィンリィ・ロックベルと結婚した。アルフォンスはイシュヴァール復興に携わり、錬金術の知識を広める活動に従事した。
出典27巻 第108話(エピローグ)話 — 27巻第108話エピローグ。「2年後」という時間経過が示されるが正確な年は記載なし。
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