機動戦士ガンダム(宇宙世紀)
Mobile Suit Gundam (Universal Century)
独自の架空暦「宇宙世紀(U.C.)」を持つガンダムシリーズの本流。宇宙移民が始まったU.C.0001年から始まり、一年戦争・グリプス戦役・ネオ・ジオン抗争を経て宇宙世紀0150年代まで描く一大叙事詩。『機動戦士ガンダム』(1979年)を起点に複数のTV・OVA・映画作品で構成される。
- ジャンル:
- ロボット / SF / 戦争 / 政治
- 媒体:
- アニメ / 映画 / novel / 漫画
機動戦士ガンダム(宇宙世紀)の年表18件の出来事
宇宙世紀元年・スペースコロニーへの大規模移民開始
地球の人口過剰と資源枯渇に対応するため、地球連邦政府が宇宙移民政策を開始。ラグランジュ点に建設されたスペースコロニーへの集団移住が始まり、この年を元年とする「宇宙世紀(U.C.)」暦が制定される。改暦式典が行われた軌道ステーション「ラプラス」が同日テロで爆破され、初代首相リカルド・マーセナスが死亡する(ラプラス事件)。
ジオン・ズム・ダイクン、コスモ・アリストトテレスを提唱
サイド3の指導者ジオン・ズム・ダイクンが「スペースノイドは宇宙に適応した独自の文明を持つ存在であり、地球連邦から独立すべき」とする思想「コスモ・アリストテレス(コンテリズム)」を公表し、地球連邦からの独立運動の理論的基盤を与える。
ジオン・ズム・ダイクン急死・ザビ家が権力を掌握
サイド3の指導者ジオン・ズム・ダイクンが独立宣言の議会演説中に急死する。その後、側近だったデギン・ソド・ザビが台頭し、ダイクン派を排除して共和制から君主制へ移行。デギンは公王を名乗り、サイド3をジオン公国へと改称して地球連邦との開戦準備を進める。
一年戦争開戦・一週間戦争とブリティッシュ作戦
U.C.0079年1月3日午前7時20分、ジオン公国が地球連邦政府に宣戦を布告し一年戦争が開幕する。同3日〜10日の一週間戦争ではモビルスーツによる大規模宇宙戦闘が初めて展開される。ジオン軍はコロニーを地球に落下させる「ブリティッシュ作戦」を決行し、シドニーほか複数地点が壊滅。宇宙・地上で数億人の犠牲者を出す人類史上最大の惨事となる。
ルウム戦役・シャア・アズナブルの活躍
ルウム宙域で地球連邦軍とジオン公国軍が激突する。ジオン軍は圧倒的なモビルスーツ戦力で連邦艦隊を壊滅させ、連邦宇宙軍総司令ジョン・コーウェン以下多数の将官を捕虜にする。シャア・アズナブルは単機で連邦艦隊5隻を撃沈し「赤い彗星」の異名を得る。この敗北を受け連邦は地上基地ジャブローに本部を移す。
アムロ・レイ、RX-78-2ガンダムで初出撃(サイド7)
サイド7コロニーにて、民間人の少年アムロ・レイが偶然RX-78-2ガンダムに搭乗しジオン偵察隊のザクを撃破する。地球連邦軍のペガサス級強襲揚陸艦「ホワイトベース」がガンダムを回収し、市民・新兵らを乗せて脱出。アムロはそのままパイロットとして戦い続けることになる。
オデッサ作戦・地球上のジオン軍を駆逐
地球連邦軍が東ヨーロッパのオデッサ鉱山基地(ジオン軍の地球上の最重要拠点)を攻略する大規模作戦を展開する。ジオン軍地球方面司令マ・クベは敗北に際し核ミサイルを発射するが失敗し、地上戦力の大半が壊滅・撤退する。以降、一年戦争の主戦場は宇宙へと移る。
ソロモン攻略戦
地球連邦軍が新兵器ソーラ・システムを用いてジオン宇宙要塞「ソロモン」を攻略する。ジオン軍はドズル・ザビ指揮下で防衛するが陥落し、ドズルは戦死する。連邦軍はソロモンを「コンペイ島」と改名して占領。最終決戦へと向かう流れが確定する。
ア・バオア・クー攻防戦・一年戦争終結
地球連邦軍の総攻撃(星一号作戦)によりジオン最後の宇宙要塞ア・バオア・クーが陥落する。ギレン・ザビはキシリアに暗殺され、キシリア自身もシャアに討たれる。翌U.C.0080年1月1日、ジオン共和国政府と連邦の間でグラナダ条約が調印され、一年戦争が正式終結する。
デラーズ紛争・星の屑作戦・第2次コロニー落とし
ジオン残党デラーズ・フリートのガト・ソーキが核装備試作ガンダム(GP02A)を奪取し、連邦軍観艦式を核攻撃する(10月)。続く「星の屑作戦」ではコロニーが北アメリカの農業地帯に落下させられ(11月13日)、食料生産に壊滅的ダメージを与える。本紛争への反省からティターンズが組織される。
ティターンズ結成
デラーズ紛争を受け、連邦軍准将ジャミトフ・ハイマンの提唱によりジオン残党狩りを目的とした精鋭特殊部隊「ティターンズ」が創設される。強硬な地球至上主義を掲げるティターンズはその後、宇宙居住者への弾圧機関へと変質し、グリプス戦役の遠因となる。
30バンチ事件・ティターンズによるコロニー毒ガス虐殺
ティターンズが、反地球連邦政府デモを行うスペースコロニー「30バンチ(コロニー30番)」の住民約1500万人を毒ガスで虐殺する。この事件はエゥーゴ結成と反ティターンズ運動拡大の直接の契機となる。ティターンズの残虐性を象徴する事件として宇宙世紀に記録される。
グリプス戦役・エゥーゴ対ティターンズ対アクシズ
エゥーゴ(反地球連邦組織)とティターンズ(連邦内強硬派)が対立し、宇宙世紀史上初の「連邦対連邦」の内戦へと発展する。U.C.0087年3月にエゥーゴがガンダムMk-IIを奪取して開戦。アクシズ(ジオン残党)も参戦し三つ巴となる。U.C.0088年2月のグリプス宙域決戦でティターンズが壊滅し終結するが、両勢力とも疲弊する。
第一次ネオ・ジオン抗争(ハマーン戦争)
グリプス戦役終結直後、アクシズを「ネオ・ジオン」と改称したハマーン・カーンが連邦軍・エゥーゴ残存部隊と戦争状態に入る。約1年の戦いを経て、U.C.0089年1月17日にハマーンがジュドー・アーシタとの最終決戦で敗死し、第一次ネオ・ジオン抗争が終結する。
第二次ネオ・ジオン抗争(シャアの反乱)・アクシズ落とし
シャア・アズナブルが「人類を宇宙に追い出すことで革新者を促す」として新たなネオ・ジオンを率い、小惑星アクシズを地球に落下させる「アクシズ落とし」を強行する。アムロ・レイがνガンダムのサイコフレームを用い、多数のパイロットとニュータイプの念動力でアクシズを押し返す。アムロとシャアはこの戦いで消息を絶つ。3月12日に終結。
ラプラス事変・「ラプラスの箱」の開封
地球連邦に多大な影響力を持つビスト財団が「ラプラスの箱」(宇宙世紀憲章の原典。ニュータイプの権利を保証する秘密条項を含む)を交渉材料に利用しようとする。ネオ・ジオン残党「袖付き」とフル・フロンタルが介入し、バナージ・リンクスがユニコーンガンダムを操りながら箱の真実に迫る。最終的に憲章の全容が公表され、ビスト財団の政治的支配が崩壊する。
コスモ・バビロニア建国戦争・クロスボーン・バンガードのフロンティアサイド侵攻
コスモ貴族主義(ノブレス・オブリージュに基づく宇宙居住者自治論)を掲げるブッホ・コンツェルン傘下の武装組織「クロスボーン・バンガード」が、フロンティアサイド(コロニー群)を占拠し「コスモ・バビロニア」建国を宣言する。地球連邦軍は圧倒され、シーブック・アノーとセシリー・フェアチャイルドが局所的戦闘でF91ガンダムを用いて抵抗する。
ザンスカール戦争・ザンスカール帝国の台頭と崩壊
サイド2で興ったザンスカール帝国(ベスパ軍)が地球侵攻を開始し、衰退した地球連邦軍は効果的な抵抗ができない。民間抵抗組織リガ・ミリティアがウッソ・エヴィンとVガンダムを中心に戦い、6月23日の「エンジェル・ハイロゥ」をめぐる決戦でカガチが死亡、ザンスカール帝国が崩壊して戦争が終結する。
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