新世紀エヴァンゲリオン
Neon Genesis Evangelion
西暦2000年のセカンドインパクト後、2015年の第3新東京市を舞台に、少年碇シンジが汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗り謎の敵「使徒」と戦うTVアニメシリーズ。背後で進行する「人類補完計画」をめぐり、NERV・ゼーレ・パイロットたちの運命が交錯する。TVシリーズ全26話+旧劇場版(1997年)を対象とする。
- ジャンル:
- SF / ロボット / 心理 / ディストピア
- 媒体:
- アニメ / 映画
新世紀エヴァンゲリオンの年表18件の出来事
セカンドインパクト発生
南極で大規模爆発が発生し、地軸が変動して世界人口の約半数が失われる大災害。公式発表は巨大隕石衝突とされたが、実態は秘密組織ゼーレが主導した第1使徒アダムとの接触実験の暴走による人為的事故。日本を含む世界各地に甚大な被害をもたらした。
— TVシリーズ全編で背景として言及。EVA年表の起点となる事件。
碇ユイ、EVA初号機接触実験中に消失
碇ゲンドウの妻でゲヒルン研究員の碇ユイが、エヴァンゲリオン初号機との同期実験中に肉体が消失し、初号機のコアに魂が取り込まれる。当時3歳だった息子シンジは母を失う。この喪失がゲンドウを人類補完計画へと駆り立てる動機となった。
— TVシリーズ作中回想・劇場版で詳述。シンジが3歳時とされる記述から2004年と推定。
ゲヒルンが特務機関NERVに改組
ゼーレの下部組織として使徒迎撃・補完計画推進を担う「特務機関NERV」が発足し、ゲヒルンから改組される。碇ゲンドウが総司令に就任し、第3新東京市の地下施設ジオフロントを拠点とする。
— TVシリーズの設定資料・作中言及より。
碇シンジ、第3新東京市に召集・第3使徒サキエル迎撃
父ゲンドウの命令で14歳の碇シンジが第3新東京市に召集される。同日、巨大な使徒サキエルが市街に侵攻し、NERVは負傷した零号機パイロットの綾波レイに代わりシンジを初号機に搭乗させる。シンジは初出撃で使徒を撃退する。
— TVシリーズ第壱話・第弐話。6月22日は作中掲示板の日付表記から広く参照される通説。
第4使徒シャムシエル来襲
サキエル戦から約3週間後、触手状の光の翼を持つ第4使徒シャムシエルが第3新東京市に侵攻する。シンジは葛城ミサトの自宅に同居を開始して間もない頃で、初号機で単独撃破する。
— TVシリーズ第参話。「3週間後」という言及から7月と推定。
ヤシマ作戦――第5使徒ラミエル撃破
高エネルギービームで初号機を追い詰める第5使徒ラミエルに対し、NERVは日本全国から電力を集中させた陽電子砲(ポジトロン・スナイパーライフル)で狙撃する「ヤシマ作戦」を立案する。シンジが狙撃手、レイが盾役を担い、作戦は成功する。
— TVシリーズ第五話・第六話。
惣流・アスカ・ラングレー来日・弐号機配備
ドイツ・ヴィレ在籍のパイロット惣流・アスカ・ラングレーが国連海軍の輸送艦「オーバー・ザ・レインボー」でエヴァンゲリオン弐号機を日本へ搬送する。途中、第6使徒ガギエルが出現し、アスカと臨時搭乗のシンジが弐号機で撃破する。加持リョウジが「アダム」のサンプルをゲンドウに引き渡す。
— TVシリーズ第八話。
加持リョウジ、NERV内部の調査を継続
内閣情報調査室・ゼーレ・NERVの三重スパイとして活動する加持リョウジが、セカンドインパクトの真相と人類補完計画の実態を独自に調査する。調査結果を葛城ミサトへ伝え続け、その後何者かに射殺される。犯人は作中で明示されない。
— TVシリーズ第弐拾壱話付近。死亡シーンは銃声のみで描写される。
第13使徒バルディエル・参号機事件
アメリカから輸送されたエヴァンゲリオン参号機の起動実験中、使徒バルディエルが機体に寄生し暴走する。搭乗者の鈴原トウジが危機に陥るなか、シンジの搭乗拒否を受けたゲンドウがダミーシステムを起動させ、初号機がバルディエルを制圧する。トウジは重傷を負いパイロットを離脱する。
— TVシリーズ第拾七話・第拾八話。
第14使徒ゼルエル来襲・綾波レイ消失
高い戦闘能力を持つ第14使徒ゼルエルがNERVの防衛ラインを突破しジオフロントへ侵入する。弐号機・零号機が相次いで戦闘不能となり、シンジは逃走後に帰還して初号機で応戦。初号機が暴走的な力を発揮してゼルエルを捕食するが、この戦闘で綾波レイの肉体が失われる。
— TVシリーズ第弐拾壱話・第弐拾弐話付近。
綾波レイ、新たな個体として再起動
ゼルエル戦で消失した綾波レイの後継として、クローン技術によって生成された新たな「綾波レイ」が活動を開始する。シンジは前の個体との同一性について葛藤する。綾波レイが人工的に複製された存在であることが改めて示される。
— TVシリーズ第弐拾弐話以降。
第15使徒アラエル来襲・ロンギヌスの槍を軌道投入
精神攻撃を行う第15使徒アラエルがアスカの精神を侵食し、弐号機が機能停止する。NERVはリリスに刺さっていた「ロンギヌスの槍」をレイが零号機で投擲してアラエルを無力化する。ただし槍は地球軌道外に飛び出し、回収不能となる。
— TVシリーズ第弐拾弐話。
渚カヲル(第17使徒タブリス)の来訪と死
ゼーレが送り込んだフォース・チルドレン渚カヲルがNERVに着任し、シンジのパートナーとなる。カヲルは自らが第17使徒「タブリス」であることを明かし、ジオフロントに侵入してリリスのいる最深部を目指す。シンジは人類を守るためカヲルを自らの手で葬る。
— TVシリーズ第弐拾四話。
ゼーレ、NERVへの武力侵攻を開始
ゼーレが国連軍・JSSDF部隊を動員してNERV本部への大規模武力侵攻を開始する。NERV職員・研究員が多数犠牲となり、葛城ミサトも重傷を負い死亡する。ゼーレはNERVの管制権を奪い、人類補完計画を自らのシナリオで実行しようとする。
— 旧劇場版「Air」(1997年)前半部。
量産型EVA九機がアスカ弐号機を撃破
ゼーレが用意した量産型エヴァンゲリオン9機が空中から降下し、弐号機と交戦する。アスカは精神汚染から回復し奮戦するが、ロンギヌスの槍の複製を持つ量産型EVAは自己修復能力を備えており、最終的に弐号機は撃破される。
— 旧劇場版「Air」(1997年)後半部。
ゲンドウ計画の破綻・綾波レイがゲンドウを拒絶
碇ゲンドウは埋め込んだアダムを融合させた手でリリスの魂を宿す綾波レイと接触し、補完計画を自分の意思で支配しようとする。しかしレイはゲンドウの望みを拒絶し、アダムをリリスの体内に吸収させたうえでゲンドウを押しのける。
— 旧劇場版「まごころを、君に」(1997年)。
サードインパクト発動・人類補完計画の実行
アダムとリリスが融合した巨大な綾波レイの姿が顕現し、全人類のATフィールドが溶解を始める。NERVの管制システムが乗っ取られた初号機に乗るシンジの意思が補完の帰趨を左右する鍵となり、ゼーレのシナリオに沿った人類の一元化が進行する。
— 旧劇場版「まごころを、君に」(1997年)。
シンジの選択と補完計画の帰結
補完の過程でシンジは「他者と共に存在すること」を望み、人類が個の形を取り戻すことを選ぶ。初号機はリリスから切り離され地球軌道上に留まり、LCLの海となった地上にシンジとアスカが残される。碇ユイの魂を宿した初号機は宇宙へと旅立つ。
— 旧劇場版「まごころを、君に」(1997年)ラスト。結末の解釈には複数の読みが存在する。
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