暗殺教室
Assassination Classroom
松井優征による漫画(2012〜2016年、全21巻)。月の70%を爆破した謎の超生物「殺せんせー」が椚ヶ丘中学校3年E組の担任となり、生徒たちは1年以内に暗殺しなければ地球が滅亡するという状況に置かれる。成長と暗殺を描く異色の学園作品。
- ジャンル:
- 学園 / アクション / コメディ / 少年漫画
- 媒体:
- 漫画 / アニメ / 映画
暗殺教室の年表20件の出来事
月の70%が爆破され、三日月状態となる
謎の超生物が月の70%を爆破し、月は永久に三日月の形となった。超生物は各国政府に「翌年3月に地球を爆破する」と宣告し、椚ヶ丘中学校3年E組の担任を務めることを条件として暗殺機会を提供した。各国は暗殺成功報酬を100億円とし、E組生徒に極秘任務を委ねることを決定した。
— 第1話・第1巻冒頭。作中の「現在」は明示されないが、架空の現代日本。
殺せんせー、3年E組に着任。暗殺教室が始まる
椚ヶ丘中学校3年E組に黄色い触手を持つ超生物が担任として赴任した。生徒・茅野カエデが「殺せない先生」として「殺せんせー」と命名。E組は校舎を切り離された山上の旧校舎に隔離された落ちこぼれクラスであり、生徒たちは授業と並行して暗殺訓練を開始する。
— 第1話。「殺せんせー」の命名は第1話冒頭。
防衛省・烏間惟臣、E組体育担当として着任
防衛省特務課員の烏間惟臣がE組の体育担当教師として赴任し、生徒への本格的な暗殺技術訓練を開始した。烏間は優れた格闘家であり、生徒の身体能力向上と実戦的な暗殺技術の習得を担う。殺せんせーを監視する政府側の窓口でもある。
— 第3〜4話。烏間の着任は第1巻中盤。
赤羽業、停学明けに転入し単独で殺せんせーを追い詰める
停学中だった天才生徒・赤羽業がE組に合流。高い戦闘センスと知略を活かして単独で殺せんせーを崖から突き落とすなど独自の暗殺を展開したが、失敗に終わった。業の加入によりE組の実力に幅が生まれ、クラス全体の暗殺水準が向上した。
— 第1巻後半〜第2巻(漫画第5〜6話)。
凄腕暗殺者イリーナ・イェラビッチ、英語教師として潜入
ハニートラップを得意とする凄腕の殺し屋イリーナ・イェラビッチが英語教師「ビッチ先生」として赴任。殺せんせーへのハニートラップを試みたが失敗し、その後はE組の英語教師として継続勤務することになった。生徒たちから「ビッチ先生」と呼ばれる。
— 第2巻(漫画第7〜8話)。作中で「5月1日」着任と明示。
殺せんせーの「弟」を名乗る転校生・イトナが転入し戦闘
殺せんせーと同じ触手を持つ転校生・堀部糸永(イトナ)が「弟」と称してE組に転入。イトナの保護者シロ(柳沢誇太郎)が裏で操り、殺せんせーとイトナの戦闘が繰り広げられた。イトナは触手の暴走により一時退場するが、シロとの関係が以降の伏線となる。
— 第2〜3巻(漫画第11話前後)。
修学旅行中に茅野・神崎が拉致され、生徒が救出作戦を展開
E組の修学旅行で訪れた京都にて、茅野カエデと神崎有希子が不良グループに拉致された。殺せんせーが用意したしおりを活用し渚らが単独で救出に向かった。この経験を通じてE組生徒の自律した行動力と暗殺技術の実用性が示された。
— 第3巻(漫画第18〜21話)。
E組、期末テストで主要5科目首位をA組から奪う
1学期期末テストにおいてE組生徒が主要5科目の学年トップ5を複数制覇し、エリートA組の優位を崩した。殺せんせーの個別指導が功を奏した結果であり、「落ちこぼれ」とされたE組の存在意義と成長を示すターニングポイントとなった。
— 第4〜5巻(漫画第27〜33話付近)。
E組全員、南の離島で殺せんせー暗殺の大作戦を実行
夏休みに南の離島で合宿を行ったE組が、殺せんせーの天敵「対消滅物質(BBペレット)」を用いた大規模暗殺作戦を展開。しかし殺せんせーに全て看破されて失敗に終わった。この作戦を通じてE組全員が能動的に暗殺計画に参加する体制が確立された。
— 第7〜8巻(漫画第50〜60話付近)。
暴力体育教師・鷹岡との対決で渚が暗殺技術の本質を示す
防衛省が派遣した副担任・鷹岡明が恐怖支配の教育を強行し生徒を傷つけた。ウイルステロに乗じた鷹岡の再登場では渚が1対1の格闘で撃破。渚の表面的な無害さを活用した「暗殺の才能」が初めて明確に示され、彼の特異な能力が物語上確立された。
— 第8〜9巻(漫画第60〜70話付近)。
シロに見捨てられたイトナをE組が救い、正式クラスメートに
シロ(柳沢)に実験失敗として見捨てられ触手が制御不能になったイトナをE組生徒が救出。殺せんせーが触手を除去し、イトナは正式にE組の一員として受け入れられた。以後イトナは普通の中学生として級友たちと共に学ぶようになる。
— 第10巻(漫画第81〜83話付近)。アニメでは2期冒頭付近。
「死神」の名を継ぐ2代目暗殺者が殺せんせー暗殺を試みる
かつて殺せんせーの師匠だった暗殺者「死神」の名を受け継いだ2代目がE組に侵入し、生徒・烏間・殺せんせーを一度に葬ろうとする大規模な作戦を展開した。殺せんせーの過去と師弟関係の一端が明らかにされ、物語の背景が深化した。
— 第11〜12巻(漫画第88〜100話付近)。
殺せんせーの人間時代:最強の暗殺者「死神」だった過去
殺せんせーがかつては人間であり、千人以上を手にかけた最強の殺し屋「死神」と呼ばれた過去が部分的に明かされた。研究者・柳沢誇太郎の実験体となり反物質の注入を受けて現在の姿に変異したこと、そして柳沢の助手・雪村あぐりとの交流が示された。
— 第12〜14巻(漫画第100〜120話付近)。アニメ2期第16話「過去の時間」で集中的に描写。
「殺すか救うか」でE組が二派に分裂し模擬戦を行う
殺せんせーを「暗殺して地球を救うべき」派と「救う方法を探すべき」派でE組が二分した。渚率いる救済派とカルマ率いる暗殺派が模擬戦を行い、最終的には生徒全員が殺せんせーとの残された時間を過ごすことを選択。クラスの絆と各自の決意が問われる。
— 第15〜16巻(漫画第131〜140話付近)。
茅野カエデは雪村あぐりの妹・雪村あかりだった
茅野カエデが本名・雪村あかりであり、殺せんせーに関わり死亡した姉・雪村あぐりの復讐を目的として自ら触手を埋め込みE組に潜入していたことが発覚した。渚が「暗殺の才能」を活かしたキスで触手の制御を奪い茅野を救出。殺せんせーは過去の全貌を語った。
— 第16巻(漫画第142〜145話付近)。
柳沢の実験・雪村あぐりの死・地球爆破が不可避となった経緯
殺せんせーの人間時代から変異に至るまでの全経緯が明かされた。柳沢の反物質実験で体内エネルギーが限界に達したこと、殺処分を命じられた死神を庇って雪村あぐりが死亡したこと、あぐりの遺志を受けてE組の教師となったことが判明。来年3月の爆発は不可避と確定した。
— 第16〜17巻(漫画第145〜150話付近)。
政府が軌道衛星レーザーを発射、柳沢・2代目死神が同時に襲来
3月13日の爆発期限を前に政府が軌道上の超高出力レーザー砲を殺せんせーに向けて発射。同時に柳沢誇太郎が自ら触手生物化して現れ、2代目死神も参戦した。殺せんせーは茅野をかばって致命的ダメージを負いながらも全力でこれらを退けた。
— 第20〜21巻(漫画第170〜178話付近)。
E組全員が自らの意志で殺せんせーを暗殺することを決断
政府のレーザー砲発射が迫る中、E組全員が話し合い「自分たちの手で殺せんせーを暗殺する」と全会一致で決断した。殺せんせーは最後の授業を行い、生徒一人ひとりの名前を呼んで出席を確認した。この場面は作品全体で最も感情的なクライマックスとして位置付けられる。
— 第21巻(漫画第178〜179話)。
潮田渚、殺せんせーの心臓にナイフを突き刺す。E組卒業
全員の合意のもと、潮田渚が殺せんせーの心臓にナイフを突き刺した。殺せんせーは光の粒子となって消え、物理的な遺体は残らなかった。E組の生徒たちは涙ながらに暗殺教室を卒業。地球は爆発を免れた。これにより1年間の暗殺教室は終幕を迎えた。
— 第21巻(漫画第179〜180話)。最終回。
卒業から7年後、渚は教師に。三日月の月は少しずつ元に戻りつつある
卒業から7年後、E組の卒業生たちはそれぞれの道を歩んでいた。潮田渚は殺せんせーへの憧れを胸に中学教師となり問題クラスを受け持った。茅野カエデは女優として朝ドラに出演。三日月だった月は徐々に元の形に戻りつつあることが示された。
— 第21巻(漫画第180話、最終回エピローグ)。
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