進撃の巨人
Attack on Titan
諫山創原作の漫画作品(2009〜2021年)。巨人が跋扈する世界を舞台に、壁の外の真実と人類の歴史をめぐる物語。
- ジャンル:
- ダーク・ファンタジー / アクション / サスペンス
- 媒体:
- 漫画 / アニメ
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進撃の巨人の年表28件の出来事
ユミル・フリッツが巨人の力を得る
エルディア部族の奴隷として酷使されていた少女ユミル・フリッツが、大樹の洞に落ちて「光るムカデ」と呼ばれる謎の生命体と接触し、人類初の巨人化能力を得た。これがエルディア人(ユミルの民)の起源とされる。
— 作中で「2000年前」とされる(単行本31〜32巻)。作中現在を約180年後(845年〜)として逆算した概算。「光るムカデ」との接触が作中で描写される。
ユミル死後・巨人の力が九つに分割される
ユミル・フリッツが戦場でフリッツ王を護り死亡した後、王命により三人の娘がユミルの肉体を食し巨人の力を継承した。以後、力は分割・継承を繰り返し「九つの巨人」として各家系に受け継がれていった。
— 単行本31〜32巻で描写。ユミル死後に「死の座標」で巨人を作り続けたとされる描写とあわせ、この分割がエルディア支配の基盤となった。年代は推定。
巨人大戦・エルディア帝国の崩壊とマーレの台頭
九つの巨人を持つ家系間の内紛「巨人大戦」が勃発し、エルディア帝国は崩壊に向かった。145代目エルディア王カール・フリッツはタイバー家と共謀して諸家を疲弊させ、その後パラディ島へと退避した。大陸の支配権はマーレ国に移り、エルディア人は差別・隔離政策のもと収容区に閉じ込められた。
— 壁建設(743年頃)より前の事件として設定。年代は考察・推定であり作中明示なし。詳細はウィリー・タイバー演説(単行本23〜24巻)で明かされる。
カール・フリッツ王による三重の壁の建設
145代目エルディア王カール・フリッツが多数の超大型巨人を用いてパラディ島に三重の壁(ウォール・マリア・ローゼ・シーナ)を築き上げ、壁内に民を収容して鎖国政策をとった。
— 壁の建設は845年より「約100年前」とされる(作中の「100年前」という表現に基づく)。743年は概算。正確な年号は作中未確定。
グリシャの幼少期・妹フェイの死とマーレへの怒り
マーレのレベリオ収容区に暮らすエルディア人の少年グリシャは、許可なく外出した際にマーレ当局に連行された。グリシャは罰として帰されたが、妹フェイは帰宅せず翌日変死体で発見された。この事件がグリシャのマーレへの憎しみと復権思想の原点となった。
86話 — 原作第86〜87話(単行本21〜22巻相当)で回想として描写。グリシャの少年期の年代は不明で、845年を基点に逆算した推定。
グリシャ・イェーガーの誕生と「エルディア復権派」への参加
マーレ居住区のエルディア人として生まれたグリシャは、妹の死の真相を知ってマーレへの怒りを抱き、成長後にエルディア復権派に加わった。
— グリシャの出生年は明示されていない。845年にエレンが10歳で、グリシャがエレンに巨人化注射をした時点のグリシャの年齢などから逆算した推定。
エルディア復権派の壊滅・グリシャの「進撃の巨人」継承
息子ジークの密告によりエルディア復権派が摘発される。グリシャはパラディ島への「楽園送り」となるが、捜査官エレン・クルーガー(フクロウ)が巨人の力を持つことを明かし、グリシャに「進撃の巨人」を継承させる。
— 845年より「約13年前」という推算があるが、作中での明示年号なし。年号は推定。
グリシャの壁内潜入・ダイナとの別れ後
パラディ島に渡ったグリシャは壁内のシガンシナ区に潜入し、医者として生活を始める。後に調査兵団の隊長キース・シャーディスと出会い、カルラと結婚しエレンが誕生する。
— エレンが845年に10歳とされるため、誕生は835年頃。グリシャの潜入はそれ以前。
ウォール・マリア陥落・シガンシナ区の崩壊
超大型巨人がウォール・マリアの門を破壊し、続いて鎧の巨人が内壁を砕く。シガンシナ区の住民が巨人に蹂躙され、エレンの母カルラが巨人に捕食される。人類は壁内に後退を余儀なくされる。
出典1 1話 — 作中明示の845年。原作第1巻・第1話。本編の起点となる最重要事件。
グリシャ、始祖の巨人を奪取・エレンに巨人の力を継承
ウォール・マリア陥落の夜、グリシャはレイス家を急襲して始祖の巨人を奪取する。その後、幼いエレンに巨人化血清を注射し、自らを捕食させることで「進撃の巨人」と「始祖の巨人」をエレンに継承させた。
— 後に明かされる事実(作中第12巻以降の回想・過去編)。年号845年は確定。
ウォール・マリア難民の大量流入・食料危機
ウォール・マリアを追われた数百万の難民がウォール・ローゼ内に流入し、深刻な食料不足が発生した。政府は問題を緩和するため難民を壁外への「奪還作戦」に送り込んだが、実態は壁外の巨人の餌として消費させる間引き政策であったとされる。
出典1 — 原作第1〜2巻および後述の回想で言及。食料不足と政府の意図は作中で明示される。
エレンたちの調査兵団入団・トロスト区防衛戦
ウォール・マリア陥落から5年後、エレン・ミカサ・アルミンらが訓練兵団を卒業し調査兵団に入団する。同年、トロスト区に超大型巨人が再出現し、エレンが初めて巨人に変身して防衛に貢献する。
— 作中明示の850年。原作本編(第1巻後半〜第8巻相当)。
女型の巨人との戦い・エルヴィン団長の作戦
調査兵団の壁外遠征中、女型の巨人が出現して多くの兵士が犠牲となる。エルヴィン団長が壮大な囮作戦を立案し、アニ・レオンハートが女型の巨人であることが判明する。
— 原作第5〜8巻相当の出来事。850年内。
ウォール・ローゼ内巨人出現・ウトガルド城の戦い
ウォール・ローゼ内部に突如巨人の群れが出現し、調査兵団が緊急捜索を開始する。古城ウトガルドに孤立した104期訓練兵らが夜間行動する巨人に包囲され、ユミルが初めて巨人化能力を明かして戦いに加わった。
出典9 — 原作第9〜10巻(第35〜40話頃)。850年内。
ライナー・ベルトルトの正体告白・エレン誘拐
ウトガルド城の戦い直後、ライナー・ブラウンがエレンに自分が鎧の巨人でありベルトルトが超大型巨人であることを突然明かした。二人はその場で巨人化し、エレンとユミルを拉致してマーレへの帰還を試みた。
出典10 42話 — 原作第10〜11巻(第42話頃)。850年内。
ロッド・レイス討伐・ヒストリアの即位
エレンとヒストリア・レイスが礼拝堂地下に連行され、父ロッド・レイスが始祖の巨人継承を迫る。ヒストリアが父の命令を拒否し、エレンを解放した。巨人化したロッドを調査兵団とヒストリアが討伐し、その後ヒストリアが壁内国家の女王として即位した。
出典13 — 原作第13〜14巻(第50〜54話頃)。850年内。
調査兵団の外壁偵察・ジーク(獣の巨人)との初対峙
調査兵団はウォール・マリア北部のリコ地区で壁外偵察を再開する。ジーク率いる「獣の巨人」一行とリヴァイら調査兵団が本格的に交戦し、多くの兵士が犠牲となった。エレンが座標の力を一時的に発動したことも明らかになった。
出典17 — 原作第17〜19巻相当(70〜72話頃)。850年内。
ウォール・マリア奪還作戦・地下室の真実
調査兵団がウォール・マリア最深部シガンシナ区奪還作戦を決行する。激戦の末に壁を取り戻し、エレンの父グリシャが残した地下室の記録からエルディア・マーレの歴史的真実が明かされる。
— 原作第20〜22巻。850年内。地下室の記録が物語の転換点となる。
シガンシナ区決戦・エルヴィン戦死・アルミンが超大型巨人を継承
シガンシナ奪還作戦の最終局面でエルヴィン・スミスが命を落とし、同じく重傷を負ったアルミンとエルヴィンのどちらを回復剤で蘇生させるかを巡りリヴァイが苦渋の選択をする。アルミンが生還し、ベルトルトを捕食して超大型巨人の力を継承した。
出典21 83話 — 原作第21〜22巻(第83〜84話)。850年内。
マーレへの奇襲・エレンの単独行動
ウォール・マリア奪還から約4年後、エレンが独断でマーレの港湾都市ライベリオを急襲する。調査兵団も合流し、戦鎚の巨人などマーレの戦士たちと交戦した。
— 作中明示の854年。原作第23〜26巻相当(マーレ編)。
ウィリー・タイバーの演説と宣戦布告
マーレの実力者ヴィリー・タイバーがレベリオ収容区で各国要人を前に演説を行い、タイバー家が100年にわたり巨人大戦の歴史を捏造してきた真実を暴露した。そのうえでパラディ島のエレン・イェーガーを「世界の敵」と宣言し、世界に対してパラディ島への宣戦布告を呼びかけた。
出典23 100話 — 原作第23〜24巻(第100〜101話)。作中明示854年。
エレン収監・調査兵団の分裂
マーレ奇襲からパラディ島に帰還したエレンは、独断行動を理由に調査兵団施設の地下牢に収監される。義勇兵との処遇をめぐりハンジ・ゾエら上層部と現場の兵士との間に亀裂が生じ、エレンを支持するイェーガー派が台頭し始めた。
出典27 — 原作第27〜28巻(第107〜109話頃)。854年内。
イェーガー派クーデター・ザックレー総統暗殺
エレン派のイェーガー派がパラディ島の軍事政権に対してクーデターを敢行した。ザックレー総統が爆弾テロにより暗殺され、イェーガー派が訓練兵団を含む軍事機構の実権を掌握した。義勇兵はフロックら過激派によって殺害もしくは拘束された。
出典28 — 原作第28〜29巻(第112〜113話頃)。854年内。
島内の政変・義勇兵との対立
マーレ奇襲から帰還後、エレン派と反エレン派(ハンジ・ゾエ率いる調査兵団)が対立する。エレンは独断でジークと接触し、義勇兵たちも巻き込んだ複雑な政治工作が進行する。
— 原作第27〜30巻相当。年号は推定(854年後半〜855年頃)。
エレン・ジーク接触・始祖の力発動と地鳴らしの選択
エレンとジークが接触して「道」の空間でグリシャの記憶を共有する。ジークはエルディア人安楽死計画のため始祖ユミルへの命令権を行使しようとしたが、エレンが始祖ユミルに語りかけ、代わりに地鳴らしの発動へと導いた。始祖の巨人の力が解放された。
出典30 121話 — 原作第30〜31巻(第121〜123話)。年号は推定。
地鳴らし発動・エレンによる大量虐殺
エレンが始祖の巨人の力で世界中の壁巨人を解き放ち、「地鳴らし」を発動させる。数百万の超大型巨人が壁外の大陸を蹂躙し、多くの命が失われた。
— 作中の年号は非常に断片的で、終盤の正確な年号は諸説ある。「857年」は考察サイト等での通説であり、作中で明示されているわけではない。dateReliabilityをestimatedとした。
地鳴らし阻止作戦・エレンの死
ミカサ・アルミンら元調査兵団と元マーレ戦士が共同して地鳴らしを阻止すべくエレンに挑む。最終決戦でミカサがエレンの首を断ち、地鳴らしは停止する。
— 原作最終章(第33〜34巻)。年号は推定。
エピローグ・巨人の消滅と世界の変容
エレンの死後、始祖の巨人の力が失われ、世界中の巨人化能力者が人間の姿に戻る。ミカサはエレンの墓に訪れ、世界は巨人なき新時代へと移行する。
出典34 139話 — 原作最終話(第139話、第34巻)。年号は推定。
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