るろうに剣心
Rurouni Kenshin
幕末・明治維新期の日本を舞台に、かつて「人斬り抜刀斎」として恐れられた剣客・緋村剣心が、不殺の誓いを胸に逆刃刀を携えて流浪しながら人々を守る物語。明治11年(1878年)の東京を主舞台に、京都編・人誅編へと続く。和月伸宏による漫画作品で、週刊少年ジャンプに1994〜1999年連載。
- ジャンル:
- 歴史 / アクション / バトル / 少年漫画
- 媒体:
- 漫画 / アニメ / 映画
るろうに剣心の年表20件の出来事
緋村剣心の出生と比古清十郎への弟子入り
嘉永2年(1849年)6月20日生まれの剣心(幼名・心太)は、両親を疫病で失い孤児となった後、剣客・比古清十郎十三世に拾われ、飛天御剣流を学び始める。師の技を習得しながら、弱者を守りたいという信念を育てていく。
— 追憶編(OVA原作:漫画巻末掲載)および作中の回想による。生年は公式設定。
師との喧嘩別れ・倒幕運動への参加
剣心は14歳のころ、師・比古清十郎と意見が衝突し破門同然のかたちで別れ、長州藩士・桂小五郎の配下に加わった。倒幕の志士として京都に潜伏し、幕府の要人暗殺を任とする「人斬り」の道へと踏み入る。
— 追憶編の回想。剣心は長州藩士の配下で暗殺者となった経緯が描かれる。
池田屋事件前後・清里明良を斬り最初の十字傷を負う
剣心は幕府方の志士・清里明良を暗殺任務で斬り殺す。この際、清里の必死の抵抗により左頬に最初の傷を受ける。同年、池田屋事件(1864年)が勃発し、倒幕側と新選組の対立が激化した。清里は雪代巴の許嫁であり、この殺害が後の人誅編の遠因となる。
— 追憶編。池田屋事件は史実1864年。清里暗殺はその前後として描かれる。
雪代巴との出会いと農村での偽装生活
幕府の追跡を避けるため、剣心は巴を連れて京の外れの農村に身を隠す。「薬屋の夫婦」として暮らすなかで、互いに複雑な感情を抱きながら次第に絆を深めていった。巴はもともと、剣心に復讐するために近づいた間者であった。
— 追憶編。農村での共同生活が詳細に描かれる。
雪代巴の死と十字傷の完成・不殺の誓い
闇乃武の奇襲で視力を失いながら戦った剣心は、誤って巴を斬ってしまう。瀕死の巴は剣心の頬に小刀を滑らせ、二本目の傷を刻むことで十字傷が完成した。剣心は巴の日記で自らの罪を悟り、新時代が来たら二度と人を斬らないと誓う。逆刃刀を新井赤空から授けられた日が不殺の起点となった。
— 追憶編クライマックス。不殺の誓いの起点は作中で明示される。
鳥羽・伏見の戦いと明治維新——剣心の流浪開始
慶応4年(1868年)の鳥羽・伏見の戦いで倒幕側が勝利し、江戸幕府が倒れて明治新政府が樹立された。剣心は戦場を離れて刀を置き、以後10年間を全国各地の流浪に費やした。新時代の不殺の誓いを胸に、自ら人斬り抜刀斎の名を捨てた。
— 史実の鳥羽・伏見の戦い(1868年1月)に対応。作中でも明確に言及される。
10年間の流浪——人斬りとしての罪の贖い
維新後の剣心は「流浪人(るろうに)」として全国を旅し、各地で弱者を助けながら人斬りとしての罪を贖い続けた。その間、西南戦争(1877年)などの動乱が起きたが、剣心は組織には属さず逆刃刀を携えた一人の旅人として生きた。
— 本編の前日譚として作中で語られる背景。西南戦争(明治10年)は史実。
東京・神谷道場への到着——神谷薫との出会い
明治11年(1878年)、剣心は流浪の末に東京へ辿り着く。「人斬り抜刀斎」を名乗る模倣犯を追う神谷薫と出会い、真犯人を退治して道場の名誉を守る。薫は剣心を神谷道場に招き入れ、彼の定住の起点となった。
— 第1話冒頭。本編の舞台は明治11年と明示される。
相楽左之助・弥彦との出会いと鍛冶屋一団事件
東京編序盤で剣心は、かつての神風組(赤報隊後継)の生き残りで喧嘩師の相楽左之助、道場に通う少年・明神弥彦らと出会い、行動をともにするようになる。剣心グループとして各地の悪人を制圧していく日々が始まった。
— 東京編序盤。左之助登場は早期の章。
高荷恵救出・武田観柳と御庭番衆との戦い
実業家・武田観柳に阿片製造を強制されていた医師・高荷恵が神谷道場に逃げ込む。観柳が雇った御庭番衆の頭領・四乃森蒼紫が剣心の前に立ちはだかり、観柳屋敷での激闘の末に剣心が勝利する。御庭番衆の残党は観柳のガトリング砲で命を落とし、蒼紫は最強を求めて孤独な旅に出る。
— 東京編・御庭番衆章(単行本2〜4巻相当)。
鵜堂刃衛との死闘——不殺の誓いの試練
「黒笠」と呼ばれる凶剣士・鵜堂刃衛が神谷薫を人質に取り、剣心に人斬り抜刀斎へ戻ることを迫る。絶体絶命の状況で剣心は一時「抜刀斎」へ転じかけるが、薫の言葉で不殺の誓いを保ち刃衛を制した。刃衛は捕縛前に自ら命を絶つ。
— 東京編・刃衛章(単行本2〜3巻)。不殺の誓いが初めて本格的に試される場面。
大久保利通からの依頼——志々雄真実の脅威と京都行きの決意
明治政府の重臣・大久保利通が剣心に、かつて抜刀斎の後継として暗躍した志々雄真実の討伐を依頼する。剣心が断った翌日、大久保は史実通り暗殺される(明治11年5月14日・紀尾井坂の変)。剣心はやがて独力でも志々雄を止める決意を固め、京都へと向かう。
— 大久保利通暗殺は史実の明治11年5月14日。作中でも同日付で描かれる。
比古清十郎への再弟子入りと奥義「天翔龍閃」の習得
京都への途上、剣心は師・比古清十郎十三世の元を訪れ、志々雄を倒すために飛天御剣流の奥義「天翔龍閃」を授けてほしいと頼む。比古はその条件として奥義対決を行い、剣心は生への意志を取り戻すことで天翔龍閃を習得した。
— 京都編。天翔龍閃の習得は単行本13〜14巻相当。
志々雄真実と十本刀——京都編の激闘
全身に火傷を負い不死身に近い身体と炎を操る剣技を持つ志々雄真実が、「十本刀」と呼ばれる精鋭を率いて明治政府打倒を目論む。剣心たちは十本刀の各メンバーと各地で激戦を繰り広げた。四乃森蒼紫も志々雄の拠点に加担し、剣心と再び対峙する。
— 京都編全般(単行本7〜18巻)。京都編の期間は明治11年5月〜8月とされる。
志々雄真実との最終決戦——志々雄の敗死
京都・御庭番衆の拠点を経て志々雄の要塞に突入した剣心は、蒼紫・左之助・斎藤一とともに四人がかりで志々雄と戦う。最終的に剣心が制するが、志々雄は外傷による敗北ではなく、燃え続ける異常な肉体の過熱により自然に燃え尽き死亡した。時に明治11年京都の盂蘭盆祭(8月15日)ごろとされる。
— 京都編終盤(単行本17〜18巻)。志々雄の死は過熱による自滅として明確に描かれる。
四乃森蒼紫との決着——最強への執念の終焉
剣心は御庭番衆の頭領として最強の称号を追い続けた四乃森蒼紫と京都で正面から向き合い、一対一の決闘で勝利する。蒼紫は執念を手放し、死んだ御庭番衆の仲間たちへの弔いを果たすことを選び、京都に留まる道を選んだ。
— 京都編終盤。蒼紫の救済と和解が描かれる。
東京帰還——雪代縁率いる六人の同志の来訪
剣心が東京の神谷道場へ帰還した後、中国黒社会の大物として成長した雪代縁が日本に戻り、「人誅(じんちゅう)」の名のもとに剣心への復讐を開始する。縁は六人の同志を束ねており、その目的は剣心を殺すことではなく「生き地獄」に落とすことだった。
— 人誅編冒頭(単行本19〜20巻)。
「薫の死」——縁による生き地獄の実行
縁は人形師・外印が制作した薫そっくりの死体人形を神谷道場に残し、剣心に薫を剣で貫いて殺したかのように見せかけた。実際の薫は縁に連れ去られ孤島に監禁された。絶望した剣心は「不燃の地獄」に落ち、廃人同然となって姿を消す。
— 人誅編中盤(単行本22〜23巻)。
剣心の復活——罪の答えを見出し雪代縁との最終決戦
廃村で「生き地獄」を経た剣心は、師・比古や仲間たちの助けも得ながら、人斬りとして犯した罪を贖いながら生き続けることこそが答えだと悟り復活する。孤島で縁と再び相対した剣心は、縁が「狂気の神経」を使う瞬間の隙を突く天翔龍閃で勝利を収める。薫との再会も果たした。
— 人誅編クライマックス(単行本25〜27巻)。
緋村剣心・神谷薫の結婚と息子・剣路の誕生
縁との決着から5年後、剣心と薫は結婚し、息子・緋村剣路が生まれた。剣路は後に父の飛天御剣流を学ぶ道へ進む。人誅編の終結をもって原作本編が完結し、流浪人・人斬り抜刀斎としての苦難を越えた剣心の日常的な幸福が示された。
— 最終章エピローグ(単行本28巻)。5年後の描写は明示的に語られる。
データの確度について: 本サイトは非公式のファンサイトです。各作品の権利は権利者に帰属します。作品の代替ではなく、公式作品への索引・整理を目的としています。