カウボーイビバップ
Cowboy Bebop
2022年の月面ゲート大事故で人類が太陽系に散った2071年を舞台に、おんぼろ宇宙船ビバップ号に乗る賞金稼ぎ(カウボーイ)スパイク・スピーゲルらの活躍を描くスペースウェスタン。一話完結の事件を縦軸に、スパイクと犯罪組織レッドドラゴン・ビシャス・ジュリアとの因縁が通奏低音として流れる。TVシリーズ全26話(1998年)および劇場版『天国の扉』(2001年)を対象とする。
- ジャンル:
- SF / アクション / スペースウェスタン / ノワール
- 媒体:
- アニメ / 映画
カウボーイビバップの年表17件の出来事
月面での位相差空間ゲート実験が大爆発
月での位相差空間ゲートの実験中に制御不能の爆発が発生し、月面の一部が抉れる。破片が地球に降り注いで地表の多くが廃墟となり、人類は火星・木星圏・外惑星へと移住を余儀なくされた。この事故が2071年の太陽系間社会の出発点となる。
— TVシリーズ全編の世界観設定として言及される。
フェイ・ヴァレンタイン、遊覧船事故で重傷・コールドスリープへ
シンガポール出身のフェイが遊覧船事故で致命的な重傷を負う。当時の医療技術では救命不可能なため、回復できる時代まで待つためのコールドスリープ処置が施される。以後54年間、彼女は眠り続けることになる。
— 第15話「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」および第23話にて回想・説明。
スパイク・ビシャス・ジュリア、レッドドラゴン内で三角関係に
火星を拠点とする犯罪組織レッドドラゴンの構成員だったスパイクとビシャスは当初は盟友関係にあった。ビシャスの恋人ジュリアとスパイクが近しくなり、組織内での関係に亀裂が入り始める。
— 第5話、第12・13話などの回想シーンで断片的に描かれる。
ジュリア、スパイクを守るため組織から単独逃亡
スパイクと組織を脱出する計画を立てたが、ビシャスがジュリアに「待ち合わせに来たスパイクを射殺すれば命を保証する」と迫った。ジュリアはスパイクを撃てず、また彼を危険にさらさぬため単独で姿を消し、以後3年間潜伏生活に入る。
— 第25・26話「ザ・リアル・フォークブルース」で詳述。
スパイク、死亡偽装でレッドドラゴンを離脱
待ち合わせ場所に現れないジュリアを待ちながら、スパイクは死亡したと偽装してレッドドラゴンから離脱する。以後ジェット・ブラックと組み、賞金稼ぎとしての生活を始める。
— 作中の回想・ジェットとの会話から示唆される。
ジェット・ブラック、ISSP刑事を辞し賞金稼ぎに転身
「ブラックドッグ」の異名を持つISSP(太陽系刑事警察機構)の刑事ジェットは、汚職に関わった元相棒に左腕を撃たれ、義手となる。事件を機に刑事を辞し、賞金稼ぎとして宇宙船ビバップ号で生活を始める。
— 第9話「ピアノ・マン」などで回想が描かれる。
ビバップ号、スパイクとジェットの二人乗り賞金稼ぎ活動開始
スパイク・スピーゲルとジェット・ブラックの二人が宇宙船ビバップ号を拠点に、太陽系各地の賞金首を追う賞金稼ぎ活動を行っている。資金不足と空腹に悩まされながら、二人は惑星・衛星を渡り歩く。
— TVシリーズ第1話「アステロイドブルース」から描かれる基本設定。
マオ・イェンライ暗殺とビシャスの台頭
レッドドラゴンの長老格でスパイクとビシャスの恩人でもあるマオ・イェンライが、ビシャスの策謀によって暗殺される。組織内の穏健派が排除され、ビシャスが権力争いを本格化させる契機となる。
— 第5話「堕天使たちのバラッド」で描かれる。
フェイ・ヴァレンタイン、54年の冷凍睡眠から目覚めビバップに合流
2014年から54年間コールドスリープ状態にあったフェイが目覚める。ゲート事故による地球壊滅で個人データが失われ、記憶も喪失した状態で莫大な借金を背負って現代に放り出される。紆余曲折を経てビバップ号に合流する。
— 第3話「ホンキートンク・ウィメン」以降に登場し、第15話で過去が明かされる。
エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世(エド)、ビバップに合流
地球出身の天才ハッカー「ラディカルエドワード」として知られる13歳の少女エドが、地球上での出来事をきっかけにビバップ号に乗り込む。コーギー犬アインも同乗しており、以後ビバップ号は5人と1匹の体制となる。
— 第9話「ジャミング・ウィズ・エドワード」にてエド合流。
火星アルバシティーで生物兵器テロ発生(劇場版)
火星の都市アルバシティーでタンクローリー爆発を端緒に正体不明の生物兵器によるテロが発生し、400人以上の死傷者が出る。火星政府は首謀者ヴィンセントに巨額の懸賞金をかけ、ビバップ号のクルーが追跡に乗り出す。TVシリーズ第22話と第23話の間の出来事として設定される。
— 劇場版『COWBOY BEBOP 天国の扉』(2001年公開)の主要事件。
ビシャス、レッドドラゴン長老たちを粛清して頂点に立つ
ビシャスが組織の長老幹部たちを謀略によって一掃し、レッドドラゴンの最高指導者の座を掌握する。これによりスパイクとの最終対決が不可避となる。
— 第25話「ザ・リアル・フォークブルース(前編)」で描かれる。
フェイ、かつての故郷を映したビデオで自分の過去に触れる
フェイが地球を訪れた際、かつて自分が幼少期に撮影したビデオと思われる映像を発見する。コールドスリープ前の記憶の欠片に触れるも、生家は廃墟と化しており故郷の面影はほとんど残っていなかった。
— 第23話「ハード・ラック・ウーマン」で描かれる。
エドとアイン、地球で父と再会し離脱
地球を訪れたエドが、世界中を旅しながら地図を作り続ける父アップルデリーと偶然再会する。父と共に地球に残ることを選んだエドはアインを連れてビバップ号から離脱し、クルーは事実上の解体へと向かう。
— 第23話「ハード・ラック・ウーマン」で描かれる。
スパイク、3年ぶりにジュリアと再会
潜伏を続けていたジュリアが火星でスパイクと3年ぶりに再会する。二人は束の間の時間を取り戻すが、レッドドラゴンの追っ手から逃げることは叶わなかった。
— 第25・26話「ザ・リアル・フォークブルース」で描かれる。
ジュリア、レッドドラゴンの狙撃により死亡
スパイクとの逃避行中、レッドドラゴンの組織に追われたジュリアが狙撃を受け死亡する。スパイクが長年追い続けた「過去」が断絶し、ビシャスとの最終決着へ向かう動機が確定する。
— 第26話「ザ・リアル・フォークブルース(後編)」で描かれる。
スパイクとビシャス、レッドドラゴン本部で最終決着
スパイクがレッドドラゴンの本部に単身乗り込み、組織の頂点に立つビシャスと一騎打ちを行う。スパイクはビシャスを倒すが自身も重傷を負い、大勢の組織員の中に歩み出た後、地に倒れる。スパイクの生死は明示されないまま物語は幕を閉じる。
— 第26話「ザ・リアル・フォークブルース(後編)」ラストシーン。
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