地獄楽
Hell's Paradise: Jigokuraku
江戸時代後期の日本を舞台に、元・石隠れ最強の忍・画眉丸が、不老不死の仙薬を神仙郷から持ち帰れば無罪放免という幕府の命を受け、処刑人・山田浅ェ門佐切と共に謎の島へ向かう物語。島には天仙と呼ばれる不死の支配者と、陰陽五行に基づく「タオ」の力が渦巻いており、死罪人たちは生存と脱出を賭けて戦う。
- ジャンル:
- バトル / ダークファンタジー / 歴史 / 少年漫画
- 媒体:
- 漫画 / アニメ
地獄楽の年表20件の出来事
幕府による仙薬探索任務の決定
江戸幕府は、極楽浄土と噂される南海の島「神仙郷」から不老不死の仙薬を持ち帰るよう、死罪人に命じる計画を立案した。全国から腕の立つ死罪人を江戸に集め、島上陸の権利を賭けたバトルロワイアルで生存者10名を選抜した。
画眉丸の逮捕と死刑執行不能
石隠れ衆最強の忍・画眉丸は、里長の娘・結と婚姻後に抜け忍を試み、里長に密告されて奉行所に引き渡された。幕府による処刑が複数回試みられたが、鍛え抜かれた肉体により死に至らなかった。
山田浅ェ門佐切による任務提示
山田浅ェ門家の実娘で処刑人の佐切が画眉丸の番人となり、神仙郷から不老不死の仙薬を持ち帰れば無罪放免とする幕府の任務を提示した。画眉丸は妻・結との再会を唯一の目的として任務を受諾した。
神仙郷への上陸
選抜された10名の死罪人と、それぞれに付き添う山田浅ェ門が船で出発し、南海に浮かぶ神仙郷へ上陸した。島は美しい花々と蝶に彩られていたが、人の顔を持つ蝶や奇怪な石像など、人工的な不気味さが漂っていた。
過去の探索隊の末路の発見
島内で、過去に送り込まれた探索隊の隊員と思われる変異した遺体や、人間と植物が融合したような異形の生物が発見された。神仙郷の危険な本質が明らかになり始める。
メイとの出会い・タオの存在を知る
謎の少女メイと木人(もくじん)に導かれ、画眉丸と佐切は島の奥部へ連れられた。木人はメイを通じて、島を支配する存在「天仙」と、あらゆる生命が持つ根源的な力「タオ(氣)」の概念を伝えた。
死罪人たちの個別戦闘と脱落
島内で死罪人たちは天仙の手下や島の異形生物と遭遇し、個別に戦闘を繰り広げた。通常の剣技では天仙を倒せないことが判明し、多くの死罪人と処刑人が命を落とした。
巌鉄斎・付知との共闘合意
「八州無双の剣龍」と称された剣士・民谷巌鉄斎と、その担当処刑人・付知が画眉丸たちに合流し、共闘の約を交わした。個別行動より協力することで生存率を高める方針が固まった。
タオの習得と戦力強化
メイの指導のもと、画眉丸と一部の仲間はタオの扱いを修得し始めた。タオは木・火・土・金・水の五属性を持ち、相生・相克の理に従う。丹田(タオの源)を破壊することが天仙を倒す唯一の手段と判明した。
天仙との本格交戦・仲間の犠牲
タオを習得した生存者たちが天仙と正面から交戦した。戦闘は激烈を極め、一部の天仙が脱落した一方、人間側の死者も増加した。天仙は雌雄同体の不死の存在であり、長年の修行でタオを蓄積していた。
神仙郷の真実——徐福の実験場
神仙郷は千年以上前、秦の始皇帝の命を受けた徐福が不老不死研究のために築いた実験の島であることが明らかになった。島全体が長年の研究と生命実験の産物であり、天仙たちは徐福が生み出した人工の不死存在だった。
— 作中で蓮らの説明により明かされる島の歴史。
丹(不老不死の仙薬)の正体
幕府が求めていた「仙薬」の正体は「丹(たん)」と呼ばれる錬成物であり、その素材は人間を植物化させた人体であることが判明した。仙薬は人の命を素材とした産物であり、持ち帰り対象としての価値を失う衝撃の事実だった。
蓮の野望——日本全土の丹化計画
天仙の長・蓮は、神獣・盤古を完成させ、日本本土の人間を丹の素材に変換することで大量の不老不死の薬を錬成する計画を持っていることが明かされた。生存者たちは島の脱出のみならず、本土への脅威阻止を目標に加えた。
亜左弔兵衛・桐馬兄弟の参戦
死罪人の一人・亜左弔兵衛は当初単独行動を続けていたが、弟・桐馬と共に戦局の核心に関わるようになった。弔兵衛は独自のタオを体得し、生存者連合の重要な戦力となった。
ヌルガイと士遠の出会いと共闘
幕府への服従を拒んだ「山の民」最後の生き残り・ヌルガイと、盲目の処刑人・士遠は行動を共にし、互いの欠点を補い合いながら戦った。士遠はヌルガイの保護者的役割を担い、島の危機を共に乗り越えた。
蓮・盤古との最終決戦
朱槿(天仙の一人)が神獣・盤古と融合して暴走する事態が発生し、生存者連合は総力を挙げてこれに対峙した。画眉丸を中心とした死罪人と処刑人の連合軍が、タオの力を最大限に発揮して天仙の最後の脅威を退けた。
神仙郷からの脱出
天仙の脅威を退けた生存者たちは、画眉丸・山田浅ェ門佐切・民谷巌鉄斎・ヌルガイ・亜左兄弟・山田浅ェ門士遠・山田浅ェ門十禾らが船で島を脱出した。生存者全員が神仙郷を後にし、日本本土への帰路についた。
幕府への報告と無罪放免の交渉
帰還後、山田浅ェ門は幕府に対して、生存者たちの大半が死亡したと虚偽報告を行い、表向きの無罪放免を得られる者として民谷巌鉄斎が選ばれた。他の生存者は死亡扱いで事実上の自由を得た。
画眉丸と妻・結の再会
任務を完遂した画眉丸は、山田浅ェ門十禾に教えられた尼寺へ向かい、そこで妻・結と再会を果たした。石隠れ衆の崩壊後、結はその尼寺に身を置いていた。二人はごく普通の日常を送ることになった。
生存者それぞれの行く末
亜左弔兵衛は肉体を失い丹田のみで生存し、弟・桐馬と共に海外(香港方面)へ向かった。ヌルガイと士遠は共に新天地を目指して旅を続け、山田浅ェ門佐切は杠と共に旅に出た。山田浅ェ門十禾は山田家の新当主となった。
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