ベルセルク
Berserk
中世ヨーロッパ風の架空世界を舞台に、全身に烙印を刻まれた剣士ガッツが、かつての盟友グリフィスへの復讐と、精神を失った仲間キャスカの回復を目指して使徒と神の手に立ち向かう壮大なダーク・ファンタジー叙事詩。三浦建太郎作。
- ジャンル:
- ダーク・ファンタジー / アクション / 青年漫画
- 媒体:
- 漫画 / アニメ
ベルセルクの年表20件の出来事
ガッツの誕生
処刑された母親の遺体の下から生まれたガッツを、傭兵の男ガンビーノの女性仲間シシュが拾い育てた。シシュはほどなく疫病で死亡し、ガッツはガンビーノのもとで傭兵として育てられることになった。
— 3巻以降・黄金時代篇の回想。作中暦は存在せず相対年代のみ。
ガンビーノの下での少年兵時代とガンビーノの死
6歳から剣を習い、9歳で傭兵として初陣を経験した。ガンビーノは戦場で足を失って以降、ガッツへの暴力が増した。11歳ごろ、酔ったガンビーノに夜中に襲われたガッツは、やむなくガンビーノを刺して傭兵団を離れた。
— 黄金時代篇内の回想(3〜5巻)。
ガッツ、鷹の団と出会いグリフィスに敗北する
15〜16歳ごろ、流れ傭兵として戦場を渡り歩いていたガッツは鷹の団の戦力として目をつけられ、団長グリフィスに一騎打ちで敗れた。敗北の条件として鷹の団に入団することを余儀なくされた。
— 3巻・黄金時代篇序盤。
ドルドレイ攻略・百年戦争の終結
ミッドランド国王から難攻不落とされた要塞ドルドレイの奪還を命じられた鷹の団は、5,000騎でチューダー帝国の3万の兵を撃破してドルドレイを攻略し、百年戦争を終結させた。グリフィスは王宮内で英雄となり、貴族の地位を得た。
— 5〜6巻・黄金時代篇中盤。
ガッツ、グリフィスとの決闘に敗れ鷹の団を去る
百年戦争終結から間もなく、独り立ちしようとしたガッツはグリフィスに一騎打ちを申し込んだ。敗れたガッツは団を去り、個人の夢を追う旅に出た。グリフィスはガッツの離脱に動揺し、衝動的な行動を起こすこととなった。
— 6巻・黄金時代篇中盤。
グリフィス投獄・鷹の団の解散と逃亡
ガッツ離脱後の動揺から王女シャルロットと関係を持ったグリフィスは、激怒したミッドランド国王により捕縛され、拷問塔「リバースの塔」に投獄された。鷹の団は国家の敵として追われ、各地に散り散りとなった。
— 6〜7巻・黄金時代篇後半。
ガッツら鷹の団によるグリフィス救出
一年後、ガッツがキャスカら旧団員と合流し、シャルロット王女の協力を得てグリフィスを塔から脱出させた。しかし拷問で心身を著しく損なったグリフィスは、話せず、剣を握ることもできない状態だった。
— 7〜8巻・黄金時代篇後半。
蝕・グリフィスの転生とゴッドハンドの降臨
グリフィスが偶然ベヘリットを作動させたことで、世界の狭間に鷹の団全員が召喚された。グリフィスはゴッドハンドへの転生と引き換えに鷹の団を生け贄に捧げ、使徒たちが団員を殲滅した。生き残ったガッツとキャスカには烙印が刻まれた。ガッツは左腕と右眼を失い、キャスカは精神に深刻な損傷を負った。
— 12〜13巻・黄金時代篇終盤。全篇の核心となるターニングポイント。
黒い剣士ガッツ、スネークロードと対峙
蝕から約2年後、漆黒の大剣と鉄の義手を装備した孤独な剣士となったガッツは、使徒を追い各地を転戦していた。農村コカの領主スネークロード(蛇の使徒)と交戦し撃破、傍観していたエルフのパックと道を共にすることになった。
— 1〜2巻・黒い剣士篇(作中時系列では蝕の約2年後)。
伯爵との戦いとゴッドハンドとの再邂逅
コカを経てある城市に入ったガッツは、領主たる使徒の伯爵と交戦し致命傷を負わせた。追い詰められた伯爵がベヘリットを作動させると、ゴッドハンドが出現した。ガッツは初めて意識的にゴッドハンドと対峙したが、烙印の苦しみのなかで退けられた。
— 2〜3巻・黒い剣士篇終盤。
ロシーヌの村とロストチルドレン事件
ガッツはエルフになりたいという夢を持つ少女ロシーヌが妖魔化した使徒であることを突き止め、村の子供たちを妖魔に変えた事件に関わった。ガッツはロシーヌと対決し、スカル・ナイトとも初めて言葉を交わした。
— 14〜15巻・断罪篇「ロストチルドレンの章」。
聖鉄鎖騎士団の追跡とキャスカの捕縛
聖鉄鎖騎士団がガッツとキャスカを異端者として追跡した。キャスカは捕らえられ、難民が集積するアルビオン(贖罪の塔)へ送られることになった。ファルネーゼ、セルピコら騎士団の主要キャラクターが登場する。
— 15〜16巻・断罪篇「縛鎖の章」。
モズグスの裁きとグリフィスの肉体再生
アルビオンで宗教裁判官モズグスが異端者を次々に処断するなか、ガッツはキャスカ奪還のため単独で塔に乗り込んだ。夥しい霊と「完璧なる世界の卵」と呼ばれる使徒が化身の儀式を執り行い、蝕から2年を経てグリフィスが人間の肉体で復活した。
— 19〜21巻・断罪篇「生誕祭の章」のクライマックス。
ガッツの新旅団の結成とシールケの加入
グリフィスの復活後、ガッツはファルネーゼ・セルピコ・イシドロ・エルフのパックとともに旅を続け、魔女フローラの弟子シールケが加わった。シールケはガッツの精神を魔装甲冑の侵食から守る重要な役割を担うことになる。
— 22〜24巻・千年帝国の鷹篇「聖魔戦記の章」序盤。
魔装甲冑の装着とグルンベルドとの死闘
クシャン帝国の使徒グルンベルドに圧倒されたガッツは、フローラの工房で古の魔装甲冑「狂戦士の甲冑」を装着した。痛みを遮断し限界以上の力を引き出すこの鎧はガッツを圧倒的な戦力に変えたが、精神を野獣(ビースト・オブ・ダークネス)に飲み込まれる危険をはらんでいた。
— 24〜26巻・千年帝国の鷹篇中盤。
グリフィスの新鷹の団結成とクシャン軍との激戦
復活したグリフィスは人間と使徒を混成した新鷹の団を組織し、クシャン皇帝ガニシュカ率いる侵略軍に対してミッドランドの救世主として立った。ガッツは復活したグリフィスの存在を知り、怒りを募らせながら北へ向かった。
— 26〜32巻・千年帝国の鷹篇「聖魔戦記の章」後半。
ガニシュカの再転生と「大波」・幻造世界ファルコニア誕生
クシャン皇帝ガニシュカがグリフィスに追い詰められ人造ベヘリットで二度目の転生を遂げ超巨大な霊的存在と化した。グリフィスが白鯨ゾッドと連携してガニシュカを撃破すると「大波(世界の連鎖)」が起き、現実界と霊界が混ざり合い、人妖が人間世界に溢れ出した。グリフィスは人間の最後の砦として都市ファルコニアを築いた。
— 33〜34巻・千年帝国の鷹篇「鷹都(ファルコニア)の章」終盤。
海神との戦いとエルフヘルムへの航路
幻造世界の到来後、ガッツ一行は船でエルフヘルムを目指した。途中、離島に封印されていた古代の怪物「海神」が解放される事態に遭遇し、ガッツが単独で海神の内部に侵入して撃破した。人魚族イスマが新たに仲間に加わった。
— 35〜36巻・幻造世界篇「妖精島の章」序盤。
エルフ女王ダナンによるキャスカの精神回復
スケリッグ島のエルフヘルムに到達したガッツ一行は、エルフ女王ダナンのもとでキャスカの精神を回復させることに成功した。しかし蝕の記憶が戻ったキャスカはグリフィスの姿を重ね、激しい動揺を示した。
— 37〜38巻・幻造世界篇「妖精島の章」中盤。三浦建太郎の逝去(2021年5月)前後まで描かれた到達点。
ファルコニア体制の確立とグリフィスの超越的支配
幻造世界に溢れた人妖から人々を守る唯一の砦としてファルコニアは機能し、グリフィスへの信仰は宗教的な域に達した。かつての鷹の団の生き残りリッケルトはグリフィスの実態を知り反発、東方へ去った。世界の趨勢はグリフィスが握りつつある。
— 36〜41巻(スタジオ我画継続分含む)・幻造世界篇「東方流儀の章」。三浦逝去後は森恒二監修のスタジオ我画が継続。
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