薬屋のひとりごと
The Apothecary Diaries
中華風の架空帝国を舞台に、花街育ちの薬師の少女・猫猫(マオマオ)が後宮に売られ、毒や薬の知識を活かして宮廷で起きる難事件を次々と解き明かすミステリー。宦官・壬氏(ジンシ)との複雑な関係や猫猫の出生の秘密が絡む宮廷ドラマを軸に展開する。
- ジャンル:
- 歴史・時代 / ミステリー / 宮廷ドラマ / 少女漫画
- 媒体:
- novel / 漫画 / アニメ
薬屋のひとりごとの年表20件の出来事
猫猫、花街の薬師として育つ
猫猫は花街で薬師の養父・羅門のもとに育ち、幼少期から薬草・毒・医術を学ぶ。実父は軍師の羅漢、実母は妓女の鳳仙であるが、当初は養父との生活が彼女の全てであった。
猫猫、薬草採取中に人攫いに遭い後宮へ売られる
薬草採取のため一人で森へ出た猫猫が人攫いに遭い、後宮の下女として売り払われる。年季が明けるまで無能を装い目立たないよう振る舞うことを決意する。
猫猫、皇子たちの衰弱の原因を見抜き匿名で訴える
後宮の二人の皇子が原因不明で衰弱死している。猫猫は白粉(おしろい)に含まれる鉛毒が原因と察知し、それとなく妃への書置きで警告を行う。これが壬氏の目に留まることになる。
猫猫、壬氏の手引きで玉葉妃付きの侍女となる
書置きで薬師としての能力を知った壬氏が猫猫を玉葉妃の侍女に引き上げる。猫猫は玉葉妃とその娘・鈴麗の白粉中毒を完治させ、信頼を得る。以降、壬氏の手駒として宮廷の謎解きに関与していく。
梨花妃の男児が死亡、猫猫が重篤な梨花妃を救う
四夫人の一人・梨花妃が出産した男児が白粉毒の影響で死亡し、梨花妃自身も重篤な状態に陥る。猫猫が看病に当たり一命をとりとめさせる。梨花妃事件は白粉中毒の被害の深刻さを宮廷に示す契機となる。
園遊会で里樹妃に命に関わる食物が配膳される事件
宮廷の園遊会において、食物アレルギーを持つ里樹妃に対しアレルゲンとなる食物が意図的に配膳される。猫猫が危険を察知して阻止し、事件の背後に侍女たちによる陰湿な嫌がらせがあることを暴く。
猫猫、後宮を離れ壬氏の専属下女となる
複数の事件解決に貢献した猫猫は、諸事情から玉葉妃付き侍女を解かれる。壬氏が猫猫を買い戻す形で外廷勤務の下女として迎え入れる。後宮から外廷へと猫猫の活動の場が移る転換点。
外廷で複数の不審事件が連鎖し、壬氏暗殺計画が露見する
倉庫の火災・高官の食中毒・職人の不審な遺言など外廷で独立した事件が連続発生する。猫猫は各事件の連関を見抜き、これらが祭祀の場での壬氏暗殺を準備する陽動であることを解明する。
外廷の官女・子翠が楼蘭妃の姉と判明し、子の一族の反乱が勃発する
外廷で働く無邪気な少女・子翠が子の一族のスパイであり、楼蘭妃の姉と判明する。子の一族が宮廷転覆を企図した反乱を起こし、猫猫も巻き込まれる。子翠は毒を用いた仮死状態を経て失踪する。
壬氏が皇弟(華瑞月)であることが徐々に明らかになる
壬氏の正体は偽装宦官であり、現帝の弟・華瑞月であることが示唆される。さらに阿多妃の子と皇太后の子が秘密裏に取り替えられたという複雑な出生の経緯が背景にあることも後に判明する。
— 小説2〜4巻にかけて段階的に明かされる。壬氏の本名は華瑞月。
猫猫の実父・軍師の羅漢が正体を現し、猫猫と向き合う
天才軍師にして「羅」一族の当主・羅漢が、猫猫の実父であることが宮廷内に知れ渡る。羅漢は後宮の壁を爆破して猫猫に迫るなど型破りな行動を取り、二人の関係に複雑な影を落とす。
— 小説4巻前後。羅漢が後宮の壁を爆破したエピソード。
猫猫の実母・鳳仙の身請けをめぐる羅漢との確執
花街の妓女・鳳仙は猫猫の実母であり、羅漢が長年身請けを望んできた相手でもある。身請けの経緯と、鳳仙が猫猫と引き離された過去が明かされ、猫猫と羅漢の複雑な感情が浮き彫りになる。
玉葉妃が懐妊、猫猫は後宮に再配属され再び謎解きに関わる
玉葉妃の懐妊が判明したため、その状態を秘密裏に監視する目的で猫猫が後宮に一時的に再配属される。宮廷で進行中の陰謀の真相に辿り着いた猫猫は、祭祀の場で犯人の計画を阻止する。
猫猫、女官試験に合格し医官付き官女となる
壬氏・玉葉妃らの推薦を受けた猫猫が医官付き官女の試験を受け、合格する。新たな職場では変人ぞろいの上司医官たちに囲まれながら、砂欧から来た巫女の毒殺騒ぎなど新たな事件に直面する。
— 小説7巻「砂欧編」。
宮中に碁が流行し、地方での蝗害の報告が相次ぐ
羅漢が著した碁の教本が宮中で流行し、猫猫は碁に天賦の才を発揮することが判明する。一方、辺境から蝗害の報告が届き始め、壬氏と猫猫は西都への派遣に向けた準備を求められる。
— 小説8巻。
壬氏と猫猫ら一行、西都へ赴き花嫁自殺事件と蝗害に対処する
壬氏を長とする一行が西都へ向かう。現地では花嫁の不審な自殺事件が起きており、猫猫がその真相を解明する。同時に蝗害への対策にも取り組み、帰路では新たな人物・克用と出会う。
— 小説9〜11巻。
壬氏が猫猫への感情を示し、二人の関係が変化し始める
西都滞在中および帰還後、壬氏が猫猫に対する個人的な感情を行動で示すようになる。猫猫はその意図に鈍感であり続けるが、二人の距離は徐々に縮まる。壬氏からのキスが作中の転換点となる。
— 小説5巻前後にキスシーンの描写あり。
玉葉妃が皇子(東宮)を出産し、皇太子が定まる
玉葉妃が懐妊した皇子を無事出産し、皇太子(東宮)に定められる。玉葉妃は皇太后の地位に上り詰める道筋が整う。宮廷の勢力図が変化し、猫猫の役割も新たな局面に入る。
楼蘭妃の最期の願いが明かされ、宮廷を揺るがす大きな陰謀が決着する
砦での戦いを経て、楼蘭妃が託した最期の願いが明らかになる。長らく宮廷を揺るがし続けた大きな陰謀の決着がつき、各人物の命運が定まっていく。アニメ第2期の最終話に相当するエピソード。
— アニメ第2期最終話(第48話)。小説後半に相当。
猫猫、花街への帰還を選択する
宮廷での一連の事件に決着がついた後、猫猫は花街へ戻るという選択をする。壬氏はその決断を尊重しながら見送る。二人の関係は未解決のまま次の段階へ進む。
— アニメ第2期最終話時点の結末。小説は連載継続中(2026年6月時点)。
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