寄生獣
Parasyte
正体不明の寄生生物が地球上に出現し、人間の脳を乗っ取って宿主を支配する事態が世界中で起き始めた。高校生・泉新一は寄生されかかるが、右腕への侵入にとどまり「ミギー」と呼ぶ寄生生物と共生することになる。岩明均による漫画作品で、月刊アフタヌーンに1990〜1995年連載。
- ジャンル:
- SFホラー / サスペンス / ヒューマンドラマ / 青年漫画
- 媒体:
- 漫画 / アニメ / 映画
寄生獣の年表11件の出来事
寄生生物、地球上に出現——人間への寄生拡散が始まる
正体不明の微小な生命体が地球上に出現し、眠っている人間の耳や鼻から脳内に侵入して宿主の脳を乗っ取り始めた。寄生された人間は外見を変えず、社会に紛れ込んで他の人間を捕食した。この出来事は当初、猟奇的な連続殺人事件として報道されていた。
泉新一、右腕への寄生を阻止——ミギーとの共生開始
高校生の泉新一は、就寝中に寄生生物の侵入を受けたが、目を覚ましたことで脳への到達を阻んだ。侵入した生物は右腕の中にとどまり、新一の右手と置き換わった。「ミギー」と名乗るようになったこの生物は高い知性を持ち、新一との奇妙な共生生活が始まった。
田村良子(田宮良子)の登場——教師に化けた寄生生物
新一の高校教師として着任した田宮良子の正体は、教師・田宮良子の脳を乗っ取った寄生生物であった。知性と適応力に優れた田宮は人間社会を研究しながら人間の男性との間に子供を設け、寄生生物として異例の行動をとり続けた。
新一の母、寄生生物に身体を奪われる——新一の変化の始まり
夫婦旅行中の新一の母親は、別の寄生生物に襲われて命を落とし、肉体を乗っ取られた。母の肉体を持つ寄生生物は後に新一を心臓部から刺し、ミギーの細胞が新一の体内に入ることで新一は一命を取りとめた。この出来事を境に、新一は感情の起伏が薄れ身体能力が飛躍的に向上していった。
広川剛志の台頭——市長となった寄生生物の政治工作
寄生生物の広川剛志は、自らの組織を守るため政治的権力の獲得を目指し、東福山市の市長選に出馬して当選した。市役所を拠点とする広川の組織には後藤をはじめとする複数の寄生生物が集まり、人間社会への浸透と隠蔽工作を進めた。
田村良子の変容——赤ん坊への愛着と寄生生物組織への反旗
田村良子は自らが産んだ赤ん坊の観察を続けるうち、徐々にその命に価値を見出すようになった。他の寄生生物から脅威とみなされて追われる身となり、最終的に赤ん坊を泉新一に託して命を落とした。この行動は寄生生物全体にとって異例であり、新一に深い衝撃を与えた。
警察・自衛隊による市役所掃討作戦
広川組織の存在が当局に把握され、警察と自衛隊が東福山市市役所への掃討作戦を実施した。広川市長は射殺されたが、複数の寄生生物を合体させた実験体である後藤が現れ、自衛隊員を次々と圧倒した。後藤は単独で掃討部隊を壊滅させ、その圧倒的な力を示した。
後藤との最終決戦——産業廃棄物が勝機をもたらす
新一はミギーとともに後藤と最終決戦を行った。後藤は不法投棄された有毒な産業廃棄物を体内に取り込んでしまったことで変性し、通常の能力を発揮できなくなっていた。この隙を突いた新一とミギーは後藤に致命傷を与え、新一が最後にトドメを刺すことで後藤を倒した。
浦上の追跡——ビルの屋上でのラストシーン
連続殺人犯でありながら寄生生物の臭いを嗅ぎ分ける能力を持つ浦上は逃走後に再び現れ、里美を人質に新一をビルの屋上へ誘き出した。ミギーが再び目覚めて浦上を処理し、里美は救われた。このとき目覚めたミギーは間もなく再び深い眠りに入ることを新一に告げた。
ミギー、深い眠りにつく——新一との別れ
寄生生物の組織が壊滅し、後藤も死んだことで脅威が収束した後、ミギーは新一に眠る意思を告げた。以来ミギーは新一の右腕の奥深くで長い眠りにつき、通常の状態では目覚めなくなった。ミギーの眠りは生涯続く可能性があると作中で示唆されている。
泉新一と村野里美の再出発——浪人生として歩み始める
寄生生物の脅威が去り、新一は高校時代の混乱により進学が遅れ、浪人生として大学進学を目指すこととなった。里美との関係は継続し、二人は普通の若者としての日常を取り戻し始めた。新一の感情も徐々に人間らしさを取り戻しつつあった。
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