〈物語〉シリーズ(化物語)
Monogatari Series (Bakemonogatari)
西尾維新による小説シリーズを原作に、21世紀初頭の日本の地方都市を舞台として高校生・阿良々木暦が「怪異」と呼ばれる超常現象に関わる少女たちを救っていく物語。傷物語・化物語・偽物語・終物語など多数の作品から構成される。
- ジャンル:
- ライトノベル原作 / オカルト・怪異 / 青春
- 媒体:
- ライトノベル / アニメ / 映画
〈物語〉シリーズ(化物語)の年表12件の出来事
吸血鬼キスショットとの遭遇・暦の吸血鬼化
高校2年生の終わり、春休みに入った阿良々木暦は廃駅の地下通路で瀕死の吸血鬼・キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと出会い、血を分け与えたことで吸血鬼に変貌した。人間に戻るため、キスショットを傷つけた3人の怪異ハンターと順次戦うことになった。
— 『傷物語』(2008年刊)。3月25日〜4月6日という日程は公式の時系列資料による。
人間への帰還とキスショットの幼体化
3人の怪異ハンターとの戦いを経て暦は人間に近い状態へと戻ることができた。しかし復活したキスショットは人間の子供ほどの姿へと退行し、忍野忍という名で暦のそばに居続けることになった。この出来事が以後の暦と忍の関係の原点となった。
— 『傷物語』結末部。「人間に近い状態」は半吸血鬼として残ることを含む。
羽川翼の怪異「妖刀ドラゴンゾンビ」との対決
ゴールデンウィーク中、阿良々木暦の同級生・羽川翼が強大な怪異「迷い猫(妖刀ドラゴンゾンビ)」に憑依された。翼の心の抑圧が引き金となって現れたとされるこの怪異は強大な力を持ち、暦と忍野忍らが対処することになった。
— 『猫物語(黒)』。4月29日という日付は公式の時系列資料による。
戦場ヶ原ひたぎの「重さのなさ」の解決
高校3年に進級した阿良々木暦が、階段から落ちてきた戦場ヶ原ひたぎを抱き止めたことで彼女が極端に体重を失っていることに気づいた。ひたぎは過去に「重さを奪う怪異(蟹の怪異)」に遭遇しておりその影響が続いていた。忍野メメの助けを借りて怪異を解決し、ひたぎの体重が戻った。
— 『化物語(上)』「ひたぎクラブ」。5月8日前後という日程は時系列資料による。
八九寺真宵・神原駿河・千石撫子の怪異解決
暦は相次いで複数の怪異事件に関わった。迷子の幽霊・八九寺真宵との邂逅(まよいマイマイ)、後輩・神原駿河の持つサルの手に由来する怪異「するがモンキー」、同学年・千石撫子を苦しめる蛇の怪異「なでこスネイク」がそれぞれ発生し、暦は忍野メメの助言を得ながら各事案を解決していった。
— 『化物語(上)』「まよいマイマイ」「するがモンキー」「なでこスネイク」各編。
羽川翼の猫の怪異再来と戦場ヶ原との交際開始
羽川翼に再び猫の怪異が憑依する事態が発生した(つばさキャット)。この事件で暦は命がけの対応を迫られたが無事に解決した。この時期に戦場ヶ原ひたぎとの交際が正式に始まり、暦の高校生活における重要な関係性が固まった。
— 『化物語(下)』「つばさキャット」。6月13日前後という日程は時系列資料による。
阿良々木火憐・月火と「偽物」の怪異
夏休みに入った時期、暦の妹・阿良々木火憐が正体不明の怪異に侵され全身に炎症のような症状が現れ始めた。また次妹・月火は自身の身に宿る不死の怪異について暦に打ち明けた。詐欺師・貝木泥舟が関与していたことが判明し、怪異の解決には既存の方法にない対応が必要となった。
— 『偽物語(上・下)』「かれんビー」「つきひフェニックス」。7月29日前後という日程は時系列資料による。
千石撫子の怪異神化
千石撫子が蛇の怪異の影響を受け続けた末に、自身が怪異の神へと変貌した。かつての被害者が加害者・神格存在となるという逆転が起き、暦ら関係者に深刻な影響を与えた。貝木泥舟が再び関与し、事態の収束に動いた。
— 『囮物語』『恋物語』。9〜10月という時期は時系列資料から推定。
羽川翼の過去の怪異と自立への旅立ち
羽川翼が自身に憑いてきた猫の怪異の根本にある心の傷と向き合い、怪異との関係に最終的な決着をつけた。翼はこの出来事を経て自分自身の人生を歩む決意を固め、学校を離れて旅に出ることを選択した。翼の物語に一区切りがついた回でもある。
— 『猫物語(白)』。時期は他シリーズとの絡みから11〜12月ごろと推定。
大学受験当日・北白蛇神社での最終決戦
大学受験の当日の朝、北白蛇神社へ向かった阿良々木暦のもとに予期せぬ敵と最終決戦の予感が訪れた。これまでの怪異事件で積み重なった因縁が集約され、暦の高校時代に関わった複数の人物・怪異との決着が描かれた。
— 『終物語(下)』。大学受験という描写から翌年3月と推定。
忍野忍(キスショット)との決別・過去との決着
一連の怪異事件の集結として、阿良々木暦と忍野忍の間の因縁にも最終的な決着の局面が訪れた。傷物語から続く吸血鬼としての過去と、忍との主従・対等に揺れる関係性が清算され、それぞれの新たな立場への移行が描かれた。
— 『終物語(下)』『続・終物語』。詳細な日付は公式に明示なし。
暦の大学進学・高校時代の人間関係の再編
阿良々木暦が高校を卒業し大学へと進学した。戦場ヶ原ひたぎらとの関係も変容しながら続き、怪異との関わり方も変化していった。高校時代に積み重ねた経験とそれぞれの人物が選んだ道が、シリーズ後期の物語の前提となった。
— シリーズ後期作品群(暦物語ほか)を踏まえた整理。具体的な日付は公式に明示なし。
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